注意 !
出血傾向(抗凝固薬治療を受けている場合など)の高まっている患者への使用は禁忌です。 この
場合吸引中の危険が高くなるため、吸引口つき Suction 気管カニューレは使用できません。
4. 内部カニューレ (備わっている場合)
内部カニューレは簡単に外部カニューレから取り外せるので、必要時 (呼吸困難時など) に素早
く空気供給量を上げることが可能です。
軽く引っ張ると、外部カニューレから内部カニューレだけを外すことができます(図 16 を参照)
。
内部カニューレは決して外部カニューレなしでは使用しないでください。内部カニューレは常に
外部カニューレに固定された状態でなくてはなりません。
注意 !
取扱説明書に記載されてある製品に関する特別な注意、指示、禁忌について注意を払ってくださ
い。また製品の適用が可能であるかどうか事前に担当医師の確認を取ってください。
VIII. カニューレの取り付けおよび取り外しに関する説明
医師用
適したカニューレは医師または訓練を受けた専門の医療従事者が選んでください。
最適な装着感と最高度の呼気および吸気状態を確保するためには、患者の解剖学的な形状に適し
たカニューレを選択する必要があります。
(備わっている場合) カニューレは、空気供給量を上げるためや洗浄のためにいつでも抜き取ること
ができます。 内部カニューレの抜き取りは例えばカニューレに分泌物が詰まっているのに咳で排
出できない場合や、吸引が行えず分泌物を除去できない場合に必要になることがあります。
患者用
注意 !
カニューレは、必ずカフを完全にしぼませた状態で挿入してください (図 7aを参照)!
注意 !
滅菌パッケージに変化または損傷がないか、パッケージを入念に調べてください。滅菌パッケー
ジに損傷がある場合は製品を使用しないでください。
使用期限日を確認してください。 この期日を過ぎた製品は使用しないでください。
滅菌された使い捨て手袋の使用をお勧めします。
カニューレを使用する前に、外面に損傷がないか、またはパーツが緩んでいないか点検してくだ
さい。
異常が確認された場合は製品を決して使用せずに、点検のため弊社までお送りください。
カニューレを再使用する前には必ず次の規定に従って洗浄し、場合によっては殺菌を行うように
してください。
咳や吸引しても取り除くことのできない分泌物がFahl
気管カニューレの内腔にたまっている場合
®
は、カニューレを取り外して洗浄してください。
洗浄/消毒後は、Fahl
気管カニューレに尖った角や破れ、またはその他の損傷がないか綿密に調
®
べてください。機能に障害が生じたり、気管内の粘膜を傷つける恐れがあります。
破損している気管カニューレは決して使用しないでください。
Fahl
気管カニューレの使用時にはイースト菌 (カンジダ) やバクテリアなどがカニューレに繁
®
殖することがあり、カニューレの曇りや品質保持期限が短くなる原因になります。この場合はす
ぐに新品と交換してください。
警告
患者はFahl
気管カニューレの安全な取扱いおよび使用方法について、必ず訓練を受けた専門の医
®
療従事者からの指示を受けてください。
1. カニューレの取り付け
Fahl
気管カニューレ挿入のための使用ステップ
®
使用者は使用の前に手を洗ってください (図 3を参照)。
カニューレをパッケージから取り出します (図 4を参照)。
栓子を使う必要がある場合はまず栓子を完全にカニューレ管内に挿入し、終端部が15
mmコネク
ター外端にある栓子のグリップに接するようにします。 その際オリーブ型の先端がカニューレ先
端 (気管孔に入れる方のカニューレ終端部) から出ているようにしてください。 全手順を行う間、
栓子がこの位置で保たれている必要があります。
カフ付き気管カニューレでは、特に以下の点を遵守してください:
JA
気管カニューレを使用する前に、カフ
(バルーン)も点検してください。カフにはどんな破損もあ
ってはならず、また必要な密封性が確保できるように漏れがないようにしてください。そのため
使用前には毎回漏れ点検を行うことをお勧めします (第VII章、Nr. 3.1.1を参照)。カニューレを挿
入する前にバルーンの空気が完全に抜かれている必要があります (図 7bを参照)!気管切開孔を開
くために補助具を使用する場合は、カニューレ、とりわけカフが擦れて損傷しないようご注意く
ださい。
その後で といった気管孔保護パッドをカニューレ管に通します。
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