注意!
核スピン断層撮影法/ 核磁気共鳴画像法 (MRI) を行う時は、低圧カフ付き気管カニューレは使用し
ないでください!
1. カニューレシールド
Fahl
気管カニューレは、咽頭の解剖学的構造に合わせて作られた特殊形状のカニューレシールド
®
が特徴です。
サイズはカニューレシールド上に記されています。
Fahl
気管カニューレのカニューレシールドには両サイドにカニューレバンドを固定するためのア
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イレットが二つついています。
ホルダーフックが付いた全Fahl
ます。 気管カニューレはカニューレバンドにより首に固定されます。
中サイズのカニューレ (付録内のサイズ表を参照) は、内部カニューレの黄色いリング、カニュー
レのカニューレシールドにある黄色い印とコントロールバルーンに色が付いていることで識別で
きます。
納品内容に含まれている挿入補助 (栓子) を使用すると、カニューレの挿入が容易になります。
カニューレバンドを気管カニューレに固定する場合、または気管カニューレから取り外す場合、付
属のカニューレバンド取扱説明書を注意深くお読みください。
Fahl
気管カニューレが引っ張られることなく気管切開孔内にあるように注意し、位置がずれない
®
ようにカニューレバンドで固定するようにしてください。
2. コネクター/アダプター
コネクター/アダプターを使い、互換性のあるカニューレ付属品を接続できます。
喉頭切除や気管切開術後の状態といった患者の病状により、個々のケースで使用方法が異なりま
す。
コネクター/アダプターは通常、内部カニューレにしっかり接続されています。 多目的キャップ
(15 mm の回転コネクター)により、いわゆる人工鼻(熱湿交換用フィルター)の取り付けが可
能です。
このコネクターは特別仕様の15 mmの回転コネクターとしても購入いただけます。 15 mmコネク
ターの回転可能タイプは、人工呼吸ホースシステム使用時など、生じた回転力を吸収してカニュー
レにかかる負荷をなくし、気管内粘膜への刺激をできる限り防げるように正しい位置で安定させる
のに適しています。
コンビアダプター (22mm) を使用すると、HUMIDOPHONE
(REF 46480) 、HUMIDOTWIN
27131) 、LARYVOX
るフィルターシステムおよびバルブシステムも固定できます。
3. カニューレ管
カニューレ管はカニューレシールドに直に接しており、空気を気管へ送ります。
イージーロック (6角形のロック) により内部カニューレと互換性のある付属品がしっかりと固
定されます。
カニューレ管のサイドにあるX線不透過ラインがレントゲン撮影時に可視できるので、位置をコン
トロールすることが可能です。
3.1. 低圧カフ
低圧カフ付き仕様では薄壁で大容量の低圧カフが気管に密着し、正しく膨らませれば確実な密封
が確保されます。 低圧カフはバルーンの様に膨らまることができます。 充填ホースにあるコント
ロールバルーンにより、カニューレがブロックされた(膨らんでいる)状態にあるかどうかを知る
ことができます。
低圧カフそのものは使い捨てバルブおよびコントロールバルーンのついたホースを介して膨らま
せます。
3.1.1 カニューレと低圧カフの漏れ点検 (備わっている場合)
カニューレと低圧カフに漏れがないか、装着直前と直後、またその後も定期的な間隔で点検する
必要があります。 その際低圧カフを 15 から 22 mmHg (1 mmHg は 1.35951 cmH2O に相応) で膨
らませ、圧力低下が生じることがないか観察してください (充填および点検には以下の使用をお勧
めします:
コントロールインフレーターカフ圧計測器 REF 19500)。 観察中にカフ内で大幅な圧力低下があっ
JA
てはなりません。 この漏れ点検は取り付けを行うごとに (カニューレ洗浄後など) 実施してくださ
い(図 7cを参照)。
カフ(バルーン)に漏れがある兆候として主に以下が挙げられます:
バルーンに外から見てわかる破損がある (穴や亀裂など)。
バルーンから空気が漏れるシューという音が聞こえる
カニューレへのフィードホースに水がある (洗浄後)
カフ内に水がある (洗浄後)
コントロールバルーン内に水がある (洗浄後)
コントロールバルーンに圧が加わっても、患者が咳き込みそうにならない
気管カニューレの納品内容には、カニューレバンドも含まれてい
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人工鼻 (REF 46460) 、COMBIPHON
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HME フィルターカセット (REF 49800) といった開口部が22mmで互換性のあ
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フィルター付きスピーキングバルブ
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スピーキングバルブ (REF
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