OBJ_BUCH-135-003.book Page 101 Monday, November 26, 2007 2:42 PM
測定範囲は、使用環境の明暗度および照準対象面か
らの反射特性により異なります。 日光照射の強い屋外
で作業をおこなう際には、レーザーメガネ 22 および
ターゲットパネル 23 (アクセサリー)を使用する
か、照準対象面に影をあてるとレーザー光が見やす
くなります。
透明な表面(ガラス、水面など)および鏡表面を対
象物にして測定をおこなうと、正しく測定がおこな
われないことがあります。 同様に穴があいている表面
や、凹凸のある表面、温度差のある空気層、間接的
な反射光の受光などが測定誤差の原因となることが
あります。 これらの現象は物理的原因によるものであ
り、本機でのお取り扱いによりこれらの問題を解消
することはできませんのでご注意ください。
ガイドラインを使用した照準作業 (図 G 参照)
ガイドライン 7 を利用すると遠距離の照準がおこない
やすくなります。 メジャーリングツールの上部のガイ
ドラインに沿って対象面を見るようにしてください。
レーザー光はこの視線と平行に照準されます。
ストッパーピンを使用した測定作業
(図 B および H 参照)
ストッパーピン 14 の使用は、空間の隅などからの測
定(室内の対角線)や測定が困難な場所(シャッ
ターレールなど)での測定に適しています。
ストッパーピンのロック 15 をずらし、ピンを立てて
ください。
ストッパーピンで測定する基準点を選択してくださ
い。 この作業はボタン 10 を押しておこないます。
ストッパーピン 14 を元の状態に戻す際には、これを
完全にハウジング内に押し入れてください。 ピンは自
動的にロックされます。
三脚を使用した作業
遠距離測定をおこなう場合、三脚が特に必要となり
ます。 ハウジング下部に装備された 1/4 インチネジ
21 を使用し、メジャーリングツールを市販の写真撮
影用三脚に固定させることが可能です。
三脚を使用して測定する基準点を選択してください
(この場合、基準点はネジ穴となります) 。 この作業は
測定基準点選択ボタン 10 を押しておこないます。
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エラー – の原因および処置
原因
温度表示 b が点滅していて、測定ができない
メジャーリングツールが使
用温度範囲(– 10 °C ~
+50 °C )以外にある(連
続測定機能 +40 °C まで)
電池交換サイン a が点灯する
電池容量の低下(測定はま
だ可能)
電池交換サイン a が点滅し、測定がおこなえない
電池容量が少なすぎる
『ERROR』 および 『 ––––– 』がディスプレイに表
示される
レーザー光と対象物の間の
距離が近すぎる
対象物からの反射が強すぎ
る(鏡等)または弱すぎる
(別売付属品)を使用
(黒地の布等) 、もしくは周
囲が明るすぎる
レーザー出力部 19 もしく
は受光レンズ 20 が曇って
いる(急激な使用環境温度
の変化などが原因)
『ERROR』 がディスプレイ上部で点滅
測定値の加算 / 減算をおこ
なう際に、それぞれの測定
値単位が異なる
測定結果が不正確である
対象物から適切な反射が得
られない(水面、ガラスな
ど)
レーザー出力部 19 または
受光レンズ 20 に何かが被
さっている
メジャーリングツールでは、毎回の測
定中も適切に機能しているかのセルフ
チェックがおこなわれます。 故障が確
認されるとディスプレイ上で左記の
マークが点滅します。 この場合、また
は上記の措置をとってもエラーがなくならない場合
には、ボッシュコールセンターへご相談ください。
処置
メジャーリングツール
が使用温度範囲になる
まで待ってください
電池を交換してくださ
い
電池を交換してくださ
い
レーザー光および対象
物の間の距離を離して
ください
ターゲットパネル 23
してください
やわらかい布でレー
ザー出力部 19 または
受光レンズ 20 を拭い
てください
測定値の加算 / 減算は
同一の測定単位でのみ
可能です
照準対象面に何らかの
覆いをしてください
レーザー出力部 19 ま
たは受光レンズ 20 を
覆っている障害物を取
り除いてください
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