マニュアルデコーディ ングとステレオ幅の調整
お使いのデジタルオーディオワークステーシ ョ ンソフ トウ ェア (DAW) がミ ッ ドサイ ドデコーダーを備えていない場合は、 以下の手順によ り正確なステレオイメ ージを得
ることができます。
1. 2チャ ンネルの Raw Mid-Side ファイルから左右の音声信号をそれぞれ独立したモノ トラ ッ クと して取り出します。
2. 空のオーディオ トラ ッ クを3つ作成します。
1番目の トラ ッ ク 左チャ ンネルのみの音声信号 (前/カ ーディオイ ド) をモノ トラ ッ クと して使用し、 パンはセ
2番目の トラ ッ ク 右チャ ンネルのみの音声信号 (左右/双指向性) をモノ トラ ッ クと して使用し、 パンは左振
3番目の トラ ッ ク 2番目の トラ ッ クから左右/双指向性の信号をコ ピー します。 この トラ ッ クのパンは右振り切
3. 左右の トラ ッ クを同じ音量レベルでグループにして同時に調節できるよう にします。 左右の トラ ッ
クの音量を上げるとステレオ幅が広がり、 下げると幅は狭くなり ます。
高度なテクニック : アタ ッ クの速いコ ンプレッサーを左右トラ ッ クに使用すると、 過渡期 ( ドラムスティ ッ クでシンバルを叩いたときの最初の部分の音) がステレオイメ
ージの中央に保たれ、 音が減衰するにつれてステレオ音場内に広がり ます。
ウィ ンドノイズリ ダクシ ョ ン
低周波数カ ッ トオフフィルターによ り環境ノイズによるゴロ ゴロという雑音を減少させます。 付属のフォームウ ィ
ン ドスク リ ーンをウ ィ ン ドノイズリ ダクシ ョ ンと併用することで、 ゴロ ゴロという雑音と破裂音 (マイクロホンに強
く当たる空気音) が抑えられます。
ウ ィ ン ドノイズをさ らに減少させるには、 オプシ ョ ンのRycote™ウ ィ ン ドジャマーを付属のフォームウ ィ ン ドスク リ
ーンの上から被せます。
左右チャ ンネル入替
ステレオで録音を行う際に、 この機能によ り左右のオーディオチャ ンネルを入れ替えてステレオイメ ージと動
画を正しく一致させることができます。 この機能は、 電話機/タブレッ トがマイ クロホンの向きが逆になってしま
う位置となる場合に必要となり ます。
ヒント : チャ ンネル入替が必要かどうかはマイクロホンの円筒部にある L と R のイ ンジケーターで確認しま
す。
イ コライザー、 リ ミ ッター、 コンプレッサー
詳細設定画面では、 イ コライザー、 リ ミ ッター、 コ ンプレッサーの設定を微調整できます。 プリ セッ トモー ドをスクロールしてDSPの変化を聴き、 音質を調整します。
注 : プリ セッ ト内のイ コライジングは表示されません。 ユーザーが加えたイ コライジングのみが、 詳細設定画面上に表示されます。
ンターにします。
り切り にします。
り と し、 位相を逆にします。
Raw Mid-Sideオーディオのマニュアルデコーディ ング
標準
入替が必要
この例のよう に、 電話機を回転させた場合にLRチャ ン
ネル入替を行う必要があり ます。
81