装具の装着方法
本製品は、正しく装着しないと適切に機能しません。座った状態で膝の角度を 90° に
曲げます。
1. 装具の側面/外側にあるストラップを 4 本とも外します ( 図 2)。
2. 膝蓋骨中央線の上の膝関節の側面にヒンジが来るようにして装具を膝にかぶせま
す ( 図 3)。
3. まずストラップ 1 ( 膝のすぐ下にあるストラップ ) を装着します。ストラップ 1 はふ
く らはぎの筋肉の上に位置しているため、装具を正しい位置に定めることができま
す ( 図 4)。
4. 残りのストラップを番号順に留めます ( 図 5)。
調節
膝部分の装具の幅を調節するには、関節丘パッドを自由に組み合わせてお使いくだ
さい ( 図 6)。ストラップの長さを変えるには、内側のストラップの端に付いたフックと
ループを調節します ( 図 7)。ヒンジを伸展止め(角度は 5 ~ 10° 、10 ~ 20° 、20 ~
30° があります)と併用すると、膝への衝撃や負荷を吸収できます。正しく フィ ッ トさせ
るには、伸展止めの挿入部についた文字とヒンジの内側についた文字を同じにします
( 図 8)。脛骨用ウェッジパッ ドを装着することで、脛骨周辺の隙間を埋め ( 図 9)、最適
な付け心地を実現できます。ウェッジパッ ドを装着するには、下部フレームライナーを
装具フレームから引いて取り外し、必要に応じて ( 膝内側、膝外側、またはこの両方 )
フック留め具を使ってライナーにウェッジパッ ドを取り付けます。装具が脛骨にぴったり
フィッ トするように、ウェッジパッ ドの位置を微調整してください。
人工靭帯の交換
交換時の人工靭帯の取り外し ( 図 10):
a. まず同梱のツールを使用し、ヒンジから下部のねじを外します。
b. 下部フレームを引いて外します。
c. ヒンジ収納部を下方向にスライドさせます。
d. 上部のねじを外して人工靭帯を外します。人工靭帯を交換します。
元に戻すには、上記の手順を逆の順番で ( 手順 d から a に遡る ) 行なってください。
ヒンジ屈曲セッ トの取り付け
ヒンジ屈曲セッ ト ( 別売り ) は、屈曲の角度を様々に変更するためにお使いいただけ
ます。
ヒンジ屈曲セッ トの取り付け ( 図 11):
a. まず同梱のツールを使用し、ヒンジから下部のねじを外します。
b. 下部フレームを下に引いて外します。
c. ヒンジ収納部を下方向にスライドさせます。
d. 必要なヒンジ屈曲収納部 ( 対になっています ) を選びます。収納部の角度は裏面
に記載されています ( 図 11-d)。
元に戻すには、上記の手順を逆の順番で ( 手順 c から a) 行なってください。
ガードセッ トの取り付け
ガードセッ ト ( 別売り ) は、膝を衝撃から保護するためにお使いいただけます。
ガードセッ トの取り付け ( 図 12):
a. 装具から上部および下部フレームのライナーを取り外します。
b. 上部フレームのフレームピンの上にガードの上部を合わせます。
c. パチンとはまるまでガードを下に引きます。
d. 下部ガードでも手順 b と c を繰り返します。
e. 上部および下部フレームのライナーを装具につけ直します。
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