(JP) 日本語
ダブルオートロッキング カラビナ
- コネクター、 EN 362: 2004 class B
- ロッキングカラビナ、 EN 12275: 1998 タイプ B(basic)
使用の制限
本製品は、 複数の用具を連結するために使用する個人保
護用具(PPE)です。
フォールアレストシステム、 ワークポジショニングシステム、
レストレインシステム、 レスキューシステム等の個人用墜落
保護システムに使用します。 クライミングやマウンテニアリ
ングにも使用できます。
製品に表示された破断強度以上の荷重をかけたり、 本来の
用途以外での使用は絶対に避けてください。
警告
この製品を必要とするような高所での活動には危険が伴いま
す。
ユーザー各自が自身の行為、 判断についてその責任を負うこ
ととします。
使用する前に必ず:
- 取扱説明書をよく読み、 理解してください
- この製品を正しく使用するための適切な説明や指導を受
けてください
- この製品の機能とその限界について理解してください
- 高所での活動に伴う危険について理解してください
これらの注意事項を無視または軽視すると、 重度の傷害や死に
つながる危険性があります
ユーザーの責任について
警告: 使用前に適切なトレーニングが必要です
この製品は使用方法を熟知していて責任能力のある人、 あ
るいはそれらの人の目の届く範囲で直接指導を受けられ
る人のみ使用してください。
ユーザーは各自の責任で、 正しい技術や確保方法に関する
適切な指導を受けてください。 この製品の誤った使用方法
から生ずるいかなる損害、 傷害、 死亡に関しても、 ユーザー
各自がそのリスクと責任を負うこととします。 各自で責任が
とれない、 あるいはその立場に無い場合は、 この製品を使
用しないでください。
取扱いに関する情報
- 「取扱説明書」 : 製品の基本的な使用方法について説明し
ています。
- 「プロダクトエクスペリエンス」 : ペツルのホームページ
(www.petzl.com)で参照できます。 取扱説明書に記載のな
い使用方法、 誤った使用方法、 よくある間違いについて説
明しています。 図の中で、 ×印やドクロマークが付いている
使用方法は認められていません。 最新の取扱説明書はウェ
ブサイト(www.alteria.co.jp)で参照できますので、 定期的
に確認してください。
疑問点や不明な点は㈱アルテリア(TEL04-2969-1717)にご
相談ください。
各部の名称
(1) フレーム (2) ゲート (3) ヒンジ (4) ロッキングスリーブ
(5) キーロック (6) キーロックスロッ ト
主な素材: アルミ合金
点検するポイント
使用前の注意点
毎回、 使用前に、 フレームとゲート、 およびロッキングスリー
ブに亀裂や変形、 腐食等がないことを確認してください。 ゲ
ートを開けて放すと、 ゲートが閉まりロックされることを確
認してください。 キーロックスロッ トに、 埃や小石、 氷等の異
物がはさまってないことを確認してください。
PPEの製品別の詳しい点検方法については、 ウェブサイト
(www.petzl.com/ppe)または 『PPE CD-ROM』 を参照くだ
さい。
もしこの製品の状態に関して疑問点があれば(株)アルテリ
アにご相談ください。
強度の低下や、 機能の異常が見られる製品は、 以後使用さ
れることを避けるため破棄してください。
使用中の注意点
製品の状態および他の用具との連結部を常に確認してくだ
さい。 システムを構成する各用具が正しくセッ トされている
ことを確認してください。
適合性
カラビナの形やサイズ等が、 連結する用具との併用に適し
ていることを確認してください。 適さない用具に連結した
場合、 カラビナが偶発的に外れる、 壊れる、 または併用する
用具の安全機能を損なうといった危険性があります。
警告: 幅広のウェビングや径の太いバー等サイズの大き
な構造物や用具に連結すると、 コネクターの強度は減少
します。
もしこの製品の適合性に関して疑問点があれば(株)アルテ
リアにご相談ください。
使用方法
図1. ゲートのロック解除と開閉
図2. 注意点
カラビナは必ずゲートがロックした状態で使用してくださ
い。 ゲートが開いていると、 カラビナの強度は著しく減少
します。
ゲートが正しくロックされているか常に確認してください。
自動的にロックされない場合は、 ロッキングスリーブを手
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M33TL_OKTL_M335030D (050710)
で回してロックしてください。 泥や砂、 ペイント、 氷、 汚水等
は自動ロッキングシステムの機能を損なう危険性があり
ます。
カラビナは、 ゲートが閉じた状態で縦軸方向に最大の強度
があります。 縦軸方向以外に荷重がかかると強度は激減し
ます。 使用中にカラビナの動きが妨げられないようにしてく
ださい。 何かの角で荷重がかかったり、 外部からの圧力が
かかったりするとひじょうに危険です。
図3. 警告、 死の危険
下降器等により、 ゲートに外部からの圧力がかかると危険
です。 ロッキングスリーブが壊れ、 ゲートが開き、 用具やロ
ープがコネクターから外れる危険性があります。
留意点: 安全のため、 システム、 特にカラビナには常にバッ
クアップをとるよう習慣付けてください。
支点
高所作業
システム用の支点はユーザーの体より上にとるように
してください。 支点は、 最低でも10 kNの破断強度を持
ち、 EN 795 基準を満たしていなければなりません。
スポーツ
それぞれのスポーツにおける、 支点の使用方法を守って
ください。
使用する支点の取扱説明書をよく読み、 理解してください。
注意事項
- ユーザーは、 高所での活動が行える良好な健康状態にあ
ることが重要です。 警告: 動きの取れない状態のまま吊り下
げられると、 ハーネスを着用していても重度の傷害や死に
至る危険性があります。
- この製品の使用中に問題が生じた際に速やかに対処でき
るよう、 レスキュープランとそれに必要となる装備をあらか
じめ用意しておく必要があります。 このため、 ユーザーは必
要となるレスキュー技術を習得しておく必要があります。
- 墜落の危険性および予測される墜落距離を最小限に抑え
ることが重要です。
- 墜落の際、 障害物にあたることを回避するため、 ユーザー
の下には十分なクリアランス(障害物のない空間)が必要で
す。 カラビナの長さは、 墜落距離の増加に影響します。
- 使用期間を通して、 製品に記載されたマーキングが消え
ないよう注意してください。
- この製品が、 製品を使用する地域や産業別の労働安全
衛生に関する規制や基準に適合していることを確認して
ください。
- この製品と併用する各用具の取扱説明書もよく読み、 理
解してください。
- この製品は常に取扱説明書と共にユーザーの手元に届
かなければなりません。 この製品を販売する際は、 製品の
使用される国の言語で書かれた取扱説明書を用意しなけ
ればなりません。
一般注意事項
耐用年数
ペツル製品の耐用年数は、 新しい技術の発達および他の
製品との併用を考慮して最長で10年です。
耐用年数は使用状況に左右されるため、 正確な期間を定
めるのは困難です。 使用の程度や頻度、 使用された環境に
より変化します。
この製品を長く使用するためには、 使用中および持ち運ぶ
際に注意が必要です。 衝撃、 ざらざらした表面やとがった角
との摩擦等(この限りではありません)を避けてください。
次のような物質が含まれる特定の環境では劣化が極端に
進みやすくなります: 塩分、 砂、 雪、 氷、 湿気、 化学品(この限
りではありません)。
安全のため、 使用前、 使用中、 使用後の点検に加え、 専門
家による綿密な点検を少なく とも12ヶ月ごとに行う必要が
あります。
必要となる綿密な点検の頻度は、 使用の頻度と程度、 目的
により左右されます。
用具をよりよく管理するため、 製品ごとに点検記録をとるこ
とをお勧めします。
また、 各PPEユーザーが用具の使用履歴を把握できるよう
にするため、 それぞれ個人に未使用の用具を支給し管理さ
せることをお勧めします。
警告: 極めて異例な状況においては、 1回の使用で磨耗や
損傷が生じ、 その後使用不可能になる場合があります: 大
きな墜落を止める、 ひじょうに強い衝撃がかかる、 極端な
高/低温にさらされる等。 結果として起こる劣化は外側から
は確認できない場合もあり、 注意が必要です。
改造と修理
製品の機能を損ねる危険性があるため、 ペツルによって認
められた場合を除き、 製品の改造および修理を禁じます。
保証
この製品には、 原材料および製造過程における欠陥に対し
3年間の保証期間が設けられています。 ただし、 通常の磨
耗、 酸化、 改造や改変、 不適切な保管方法、 メンテナンスの
不足、 事故または過失による損傷、 不適切または誤った使
用方法では、 保証の対象外とします。
ペツルおよび、 ペツルシャルレ輸入代理店である株式会社
アルテリアは、 製品の使用から生じた直接的、 間接的、 偶発
的結果またはその他のいかなる損害に対し、 一切の責任を
負いかねます。