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本ミキシングバルブの設置は、資格のある設備業者の手
で行って下さい。
作業に当たっては、給水の元弁を閉じて下さい。
設置する地域の配管規則と建築基準法を順守してくだ
さい。
サーモスタットミキシングバルブは仕様限度内で取付け
られ、調整され、
本マニュアルに従って保守されているとすれば、誤作動
を起こす危険性は、除去されないまでも、大幅に削減さ
れます。
サーモスタットミキシングバルブの機能を説明するため
に「フェールセイフ」という単語を使用するのは、間違
いでもあり誤解を招くことにもなります。他のすべての
メカニズムと調和して、機能的に完全無欠であると見な
すことはできません。
サーモスタットミキシングバルブの誤作動はほとんどの
場合進行性の性格を持っていますので、適切な温度チェ
ックと定期的なメンテナンスを行うことで検出すること
が可能です。
サーモスタットミキシングバルブが長い「死に水」の溜
まるような配管に接続されていたり、あるいは給水がミ
キシングバルブの吐出側に接続されたりする場合 サーモ
スタットミキシングバルブの誤作動が発生してもすぐに
は分かりません。
結局のところ、ユーザーや係員が適切な注意を払って、使
用する温水温度がたえず安定して、安全な温度であること
に最大の注意を払わなくてはなりません。このことは、安
全でない温度にすぐに反応できない患者の監視付き入浴の
ような、ヘルスケア手順には特に重要です。
圧力
最小作動時圧力:
0.01MPa
最大作動時圧力:
0.35MPa
最大供給静圧:
1MPa
最大差圧比*:が10:1(給水、給湯どちらが10でも可)を
超えては使用戴けません。
最 大 圧 力 損 失 : 入 口 か ら 出 口 ま で の 最 大 圧 力 損 失 は
0.35MPaで、中間の混合で最大200 l/minの流量に相当
します。
注意! 圧力損失とは、流れているときに発生するミキシン
グバルブの入口と出口の間の圧力低下のことです。
* 差圧比は、給水並びに給湯のバルブ入口の作動時圧力
から、出口配管と出口接続継手等の抵抗(背圧)を引く
ことで得られます。ミキシングバルブが最低流量で使用
され、給水と給湯の作動時圧力に最大の不均衡が発生す
るときに、差圧比は最大となります。
1233168-W2-A
はじめに
安全
仕様
接続
425 IC – 入口と出口の接続:28mm喰い込み
425 IF – 入口と出口の接続:1"G メネジ。
425 F – 入口アダプタ1"Gメネジ。
425 M - 入口と出口のアダプタ11/4" Gオネジ。
温度
最低給水温度:1℃
最高給湯温度:85℃
温度制御範囲:25℃~60℃
最適温度制御範囲:35℃~46℃
流量
最小流量:8 l/min (給水、給湯圧力が等圧で、中間混
合時)。
最大流量:200 l/min
トラブルシューティング
出口から温水または冷水しか出ない
a. 給水、給湯が逆に接続されている。(例、給水入口に
給湯が接続されている)
チェックしてください。
b. 入口フィルターや継手が詰まっている可能性がありま
す。チェックして下さい。
流量が変動または低下した
a. フィルター並びに入口、出口の継手が詰まり、流れを
阻害している。(閉止弁が全開になっているかもチェッ
クして下さい)
b.供給条件に必要な最低の流量が供給されているか確認
してください。
c. 給水、給湯の作動時圧力がバランスしているか確認し
て下さい。
d. 給水、給湯温度と混合水温度の差が充分か確認して
ください。
ミキシングバルブ出口から水が流れ出てこない
a. 閉止弁が完全に開いていることを確認してください。
b. フィルター及び入口の継手で流れがブロックされてい
ないかチェックしてください。
c. 給水、給湯が供給されていない、あるいは圧力が低
すぎる。
最高温度設定が高すぎるか低すぎる
a. 温度設定が正しくなされていない。
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