1. 紹介
1.6 RAIDモード
RAID0/1に関しては、同容量のハードドライブをお勧めします。
容量が異なると、使用可能な容量の総量は小さい方のドライブの容量になります。
1.6.1 非RAID
ドライブは独立したボリュームとして表示されます。別々に各ドライブをフォーマットして、
アクセスできます。1台のドライブが故障しても、他方は影響を受けません。
この設定はいずれの容量や冗長性の利点を提供しません。
1.6.2 RAID 0 - ディスクストライピング
1つの大きい単一ボリュームのドライブとして示され、総容量は小さなドライブの容量になります。この
設定は速度が主目的である場面で使用されますが、RAID Level0(ストライピングとも呼ばれる)は冗長性
を持ちません。この形式のアレイでは、それぞれのデータが複数のドライブにわたったセグメントに分け
られます。データはいずれの形式のパリティデータチェックなしで書かれるので、それは他の全てのモー
ドより最速のデータ転送を実現します。欠点は、1台のドライブが故障すると、全体のアレイが使用不能
になる点です。
1.6.3 RAID 1 - ディスクミラーリング
2台のドライブが1つのボリュームとして示され、総容量は最も小さな容量のドライブの50%しか使用でき
ません。RAID1は2番目のドライブに一連のデータの正確なコピー(ミラーとも呼ばれる)を作成します。信
頼性とバックアップが記憶容量より優先されるとき、これは有用です。たとえ1台のハードドライブが故障
しても、交換後にデータを自動的に復元します。
注意
コンピュータが2TBを超える容量にアクセスするには、ハードウェアとOSの両方が大容量をサポートする機
能を必要とします(例:Windows VistaまたはMac OS10.4またはそれ以降)。
1.6.4 RAIDモードの変更
RAIDモードは、インストール後でドライブをフォーマットする前に、設定される必要があります。
1. ハードドライブをインストールします。
2. 電源をオンにします。
3. RAIDスイッチを設定します、そして、必要なRAIDモードを選択します。
4. RAIDスイッチ上のボタンを押して、現在の設定を確定します。
5. ドライブをフォーマットします。
6. 完了。
注意
RAIDモードを変えるには、ドライブのフォーマットが必要です。
まず、必ずすべての既存データのバックアップを取ってください!
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1, 2台のドライブ
2台のドライブ
2台のドライブ