ゲインの設定
ゲイン設定は算出したケーブル信号損失を補償する分だけにします。信
号ゲインを増やしても、RFパフォーマンスを向上することにはなりませ
ん。ゲインが大き過ぎると受信範囲や使用可能なチャンネル数を低下させ
てしまいます。これはShure受信機が、信号ゲインとケーブル損失の合計
が0 dBのときに最適なパフォーマンスを発揮するよう設計されているた
めです。ゲインを増やすと干渉や周辺RFノイズを含むRFレンジ内のすべ
てが増幅されてしまいます。送信機からの信号を選択的に増加させること
はできません。
• 受信機のRF LEDまたはメーター表示により、送信機RF信号を良好に
受信する必要最小限のゲイン設定にしてください。
• ゲイン設定を増やすのは、算出したケーブル損失を補償する目的に限
ります。
• −6 dBゲイン設定は短いケーブル(7.6 m以下)の場合や送信機とアン
テナの距離が30 m未満の場合に便利です。
• アンテナRF Overload LEDが点灯した場合は、ゲインを下げてパッシ
ブ設定にします。信号は十分強力なため、ゲインは不要です。
推奨ゲイン設定
アンテナから送信機までの距離が30 m以上の場合のゲイン設定について
は、ケーブルタイプに基づき、次の図をガイドラインとして用いてくだ
さい。
注:アンテナが送信機から23 m未満の距離に設置されている場合には、
ゲイン設定を1ステップ下げてください。
ケーブルの長さ
ゲイン設定(ケーブルタイプに基づく)
RG58*
3 m
0
8 m
+6*
15 m
*
30 m
*
* RG58ケーブルは信号損失度が大きく、3 m以上のケーブル長では
推奨されません
** 低損失RG8/RG213ケーブルには、Times Microwave Systems
LMR400およびBelden 9913または7810Aが付属しています
詳細はオンラインで確認してください
ワイヤレスアクセサリーに関するセットアップのヒントや詳細情報
は、http://www.shure.com/WirelessAccessoryWizard をご覧ください
22
RG8X
RG213/
低損失
RG8
RG8/
RG213**
0
0
0
0
0
0
+6
+6
0
+12
+6
+6
仕様
コネクターの種
BNC, メス
インピーダンス
50 Ω
使用電源
同軸接続からの10~15 V DCバイアス, 75 mA
受信パターン
70 度
3 dBビーム幅
3次過負荷インターセ
>30 dBm
プトポイント(OIP3
)
アンテナゲイン
7.5dBi
軸上
信号ゲイン
±1dB
RFオーバーロード
−5 dBm
LED閾値
RFオーバーロードLEDはパッシブゲイン設定では動作しま
せん
寸法
316 mm x 359 mm x 36 mm (高さ×幅×奥行き)
質量
317 g (11.2 オンス)
動作温度範囲
-18°C (0°F) ~ 63°C (145°F)
保管温度範囲
-29°C (-20°F) ~ 74°C (165°F)
認証
次の欧州指令の必須要件を満たします:
• R&TTE指令99/5/EC
• WEEE指令2002/96/EC(2008/34/EC改正)
電子廃棄物については地域のリサイクル方法に従ってください
• RoHS指令2002/95/EC(2008/35/EC改正)
次の基準の要件を満たします。 EN60065, EN 301,489第1部、第9部.
CE適合宣言書はShure社またはShure社の欧州担当部より入手することが
できます。問い合わせ先についてはvisit www.shure.comを参照してくだ
さい
CE適合宣言書は以下より入手可能です:www.shure.com/europe/
compliance
ヨーロッパ認可代理店:
Shure Europe GmbH
ヨーロッパ、中東、アフリカ地区本部:
部門:EMEA承認
Jakob-Dieffenbacher-Str. 12
75031 Eppingen, Germany
Tel: 49-7262-92 49 0
Fax: 49-7262-92 49 11 4
Eメール: EMEAsupport@shure.de
切り替え可能
Active:
+12dB
+6dB
Passive:
0dB
−6dB