使用説明書
はじめに
METTLER TOLEDO InLab
pH 測定範囲および温度範囲に関する詳細な仕様は、各電極のシャフト部に印刷されています。また
ウェブサイト www.mt.com/electrodes でもご覧になれます。この仕様説明書は次の電極用です。
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51 343 031
InLab
Versatile Pro
51 343 054
InLab
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Routine Pro
51 343 056
InLab
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Routine Pt1000
51 343 057
InLab
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Routine Pro-L
51 343 071
InLab
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Science Pro
安全上の注意
上記の目的以外には使用しないでください。電解液を取り扱う際や、薬剤を用いて洗浄する際には安全メガネの着用を
お勧めします。 電極にはガラス製の部品が用いられていますので、取り扱いにご注意ください。
使用準備
この電極はすぐに使用できる状態になっています。破損箇所がないか目視確認してください。電極の上部に取り外し可
能な接続ケーブルを
右方向に回し接続します。マルチピン (MultiPin™) による接続の場合は、白/灰色のマークが一直線上に並んでいるの
を確認してから回して下さい。ケーブルをpH メータに接続します。温度センサーのケーブルも接続してください。
次にウェッティング キャップをはずし蒸留水で洗浄します。ガラス膜部分 (内部電解液) に気泡が見られる場合は、
垂直に (体温計を振るように) 軽く振って、気泡を取り除いてください。これで較正の準備が完了です。
pH メータ使用説明書
に記載されている手順に従って較正を行なってください。較正終了後、測定を行えます。注:洗浄後は、ガラス膜に触れ
たりこすったりしないようにしてください。反応時間が遅くなったり電極が破損することがあります。
保管:
使用後は電極を洗浄または清掃してください。リファレンス電解液をウェッティング キャップの1/3まで入れ、
キャップをはめてください。
電解液補充:
問題発生時
反応が鈍い/ドリフトする時
スロープ調整が不可能な時
ゼロ調整が行えない時
*
電極が汚れた時は...
廃棄処理:
さらに詳しくは、"pH 測定ガイド" をお読みいただくか、ウェブサイト
www.mt.com/ph あるいは www.mt.com/electrode-guide をご覧ください。
pH 複合電極は、pH の高精度測定を大気圧レベルの実験室で行なうためのものです。
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セーフ ロック (SafeLock™)
を開け必要に応じ指定のリファレンス電解液を補充してください。電解液の液面は
正しく注入された電極では、注入孔から約 1 cm 下になります。
– すべての接続部分をチェックしてください。
– 温度センサーが pH メータの入力端子に正しく接続されているか確認してください。
– www.electrodes.net で、問題解決のヒントをご覧になれます。
– 隔膜*を清掃します。
– 乾燥状態で保管されていた場合は、24 時間リファレンス電解液に浸してください。
– 隔膜*を清掃します。
– コネクタを清掃します。
– 隔膜*を清掃します。
– リファレンス電解液を交換します。
a) たんぱく質 – ペプシン/塩酸溶液 (注文番号 51 340 068) で洗浄します。
b) 硫化物 – チオ尿素溶液 (注文番号 51 340 070) で洗浄します。
c) 油性/有機液状物 – アセトンまたはエタノール (可燃性) で洗浄します。
d) 可溶性の酸/アルカリ – 0.1 mol/L 塩酸または 0.1 mol/L 水酸化ナトリウムで
洗浄します。
電極の洗浄後は、その都度較正を行なってください。
関連する公的な廃棄物規制がある場合を除き、使用済みあるいは不良のInLab
包材は、通常の家庭用廃棄物として廃棄できます。
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51 343 162
InLab
Micro Pro
51 343 171
InLab
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Pure Pro
51 343 061
InLab
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Reach Pro
51 343 062
InLab
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Reach Pt1000
51 343 023
InLab
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Basics Pt1000
電極と梱
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