9. 値 R を計算します。
▶ 値 R は 3 mm 未満でなければなりません(これ
は 10 m において 3 mm に相当します) 。
▶ 値 R は 1/8" 未満でなければなりません。
5.8.2
レーザービームの整準を点検する
1. 本体を水平面に部屋の一方の壁(A)から約 20 cm 離して置き、レーザーラインの交点を壁(A)に照射
します。
2. レーザーラインの交点を十字マーク(1)で壁(A) 、十字マーク(2)で壁(B)にケガきます。
3. 本体を水平面に部屋の一方の壁(B)から約 20 cm 離して置き、レーザーラインの交点を壁(A)の十字
マーク(1)に照射します。
4. 調節式脚部を使用してレーザーラインの交点の高さを調整し、交点が壁(B)のマーク(2)と一致する
ようにします。その際は、水準器が中心にあることを確認してください。
5. レーザーラインの交点を改めて壁(A)に十字マーク(3)でケガきます。
6. 壁(A)の十字マーク(1)と(3)とのずれを測定します(RL = 部屋の長さ) 。
7. 値 R を計算します。
▶ 値 R は 2 mm 未満でなければなりません。
▶ 値 R は 1/8" 未満でなければなりません。
5.8.3
直角度(水平)を点検する 12,
1. 本体を壁から約 5 m 離して、部屋の中央の基準十字マークの中心に地墨ポイントビームを合わせて設置
します。
2. 4 面の壁に 4 つの交点をすべてケガきます。
3. 本体を 90° 回し、交点の中心が最初の基準ポイント(A)と合っていることを確認します。
4. それぞれの新しい交点をケガき、ずれを測定します(R1、R2、R3、R4 [mm]) 。
5. ずれ R を計算します(RL = 部屋の長さ) 。
▶ 値 R は 3 mm または 1/8" 未満でなければなりま
せん。
5.8.4
鉛直ラインの照射精度を点検する
1. 本体を 2 m の高さに位置決めします(位置 1) 。
2. 本体をオンにします。
3. 本体から 2.5 m 離れた同じ高さ(2 m)の位置に最初のターゲット板 T1(鉛直)を置いて鉛直レーザー
ビームがターゲット板に当たるようにし、この位置にケガきます。
4. 続いて 2 枚目のターゲット板 T2 を最初のターゲット板の 2 m 下方に置いて鉛直レーザービームがター
ゲット板に当たるようにし、この位置にケガきます。
5. 試験構造部に対して反対側(鏡像)にあたる位置 2 を、床面上のレーザーラインの本体から 5 m 離れた
位置にケガきます。
6. 続いて本体を今ケガいた床面上の位置(位置 2)に設置します。
7. レーザービームの位置を調整し、ターゲット板 T1 およびそれにケガいた位置にレーザービームが当たる
ようにします。
8. 新しい位置をターゲット板 T2 にケガきます。
9. ターゲット板 T2 の 2 つのマークの間隔 D を読み取ります。
D の値が 2 mm より大きい場合は、本体をHilti リペアセンターで調整する必要があります。
6
手入れと保守
6.1
清掃および乾燥
▶ 本体から埃を除去してください。
▶ 本体に指で触れないでください。
*2171411*
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13
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2171411
日本語
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