10 探知電圧の⼿動設定(続き)
次に例を⽰します。
メートル単位:
インペリアル単位: 膜厚が20mil(0.02インチ)で 絶縁破壊
実験による
試験⾯の損傷しても差し⽀えない部分にプローブを接触させます。電
圧を徐々に上げていき、放電のスパークが塗膜を貫通したときの電圧
の値を書き留めます。この値が、探知電圧の上限になります。
注:絶縁破壊強度は、この値を膜厚で割った値です。
規格に従う
NACEやASTMなどの規格や試験法で指定されている値を採⽤します。
11 安全装置について
誤って⾼電圧を給電してしまうのを防ぐため、Elcometer 280には、
スイッチ式の安全装置(a)と給電ボタン(b)が付いています。
次の条件がすべて満たされた場合のみ給電さ
れます。
本体の電源が⼊っている。
1
ハンドルの安全装置スイッチ(a)を握っ
2
ている。
給電ボタン(b)を押している。
3
アース線が接続されている。
4
探知器を使⽤しているときに、安全装置スイッ
チを放すと、⾼電圧給電が⾃動的に中⽌されま
す。
スイッチを放してから3秒以内に再び握ると、
⾃動的に給電されます(給電ボタンを押す必要
はありません)。
11
R
膜厚が500μm(0.5mm)で、絶縁 破壊強
度が6kV/mmの場合
上限は 3kVになります。
強度が150kV/インチの 場合は、探知電
圧の上限は3kVになります。
は、探知電圧の
a
b
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