OBJ_BUCH-1046-005.book Page 171 Wednesday, June 29, 2016 1:37 PM
垂直ラインの水平精度のチェック
垂直ラインの水平精度チェックをおこなうには、ド
ア用開口部が必要となります。 この際、ドアの前後
両側に 2.5 m 以上のスペースがあること、および
安定した床面が必要です。
– 本機をドア開口部から 2.5 m 離れた、 堅い平らな
床面に設置します(三脚上ではなく) 。自動整準
モードで本機の電源を入れます。垂直レーザーレ
ベルが本機前方に照射される運転モードを選択し
ます。
– ドア開口部の床部分(点 I) 、5 m 離れたドア開口
部の向こう側(II)およびドア開口部の上枠部分
(III)にある垂直レーザーラインの中心点にマー
キングしてください。
– 本機を 180° 回転させた向きで設置し、ドア開
口部の反対側、ポイント II のすぐ後方に配置しま
す。本機を整準させ、垂直レーザーラインの中心
がポイント I と II を通るようにします。
– ドア開口部の上端に照射されているレーザーライ
ンの中心をポイント IV としてマーキングしま
す。
– マーキングされたポイント III と IV の差 d は、
本機の鉛直ラインに対する実際の誤差となりま
す。
– ドア開口部の高さを測定してください。
Bosch Power Tools
2 本目の垂直レーザーレベルのために測定手順を繰
り返します。垂直レーザーレベルが本機の横、側面
に照射される運転モードを選択します。測定を開始
する前に本機を 90° 回転させます。
最大許容誤差は以下のように計算します:
2 x ドア開口部の高さ x 0.2 mm/m
例:ドア開口部の高さが 2 m の場合
2 x 2 m x ±0.2 mm/m = ±0.8 mm ポイント III と
IV が両測定でそれぞれ 0.8 mm 以内であれば正常で
す。
操作上の留意点
必ずレーザーラインの中心をマーキングしてくだ
さい。 レーザーラインの幅は測定距離に応じて変
化します。
ターゲットパネルを使用しての作業
ターゲットパネル 15 の使用によって、測定に不利
な環境や測定距離が遠い場合にもレーザー光が見え
やすくなります。
レーザーターゲット 15 の半分は反射体となってい
ることから、レーザーラインが見えやすくなりま
す。また、他の半分は透明となっていますので、後
方からでもレーザーラインを確認することができま
す。
三脚を使用した作業 (アクセサリー)
三脚を使用すると、メジャーリングツールの高さ調
整が可能となるとともに安定した測定が可能となり
ます。メジャーリングツールの 1/4" 三脚取付部 9
を三脚 22 または市販のカメラ用三脚のネジ上に取
り付けてください。市販の測量用三脚を使用する場
合には、5/8" 三脚取付部 8 を使用してください。
三脚の固定ネジでメジャーリングツールをしっかり
と固定してください。
汎用ホルダーへの取り付け (アクセサリー)
(図 D 参照)
汎用ホルダー 19 によって、垂直面、筒、磁性体な
どへのメジャーリングツールの固定が可能となりま
す。汎用ホルダーは床用三脚にも適しています。こ
れによってメジャーリングツールの高さ調整が容易
に行なえるようになります。
メジャーリングプレートを使用しての作業
(アクセサリー) (図 A – B 参照)
メジャーリングプレート 16 の使用により、床上へ
のレーザーマーキングおよび壁面でのレーザー高測
定が可能となります。
標尺に表示された 0 領域および目盛りを利用して、
任意の高さとの誤差を測定したり別の位置へマーキ
ングしたりする作業がおこなえます。 これにより、
必要とされる高さへメジャーリングツールを正確に
調整する手間をはぶけます。
日本語 | 171
1 609 92A 27S | (29.6.16)