安全機器
安全装置はユーザーを保護するためのものであり、無
効にしたり、その機能をバイパスしたりしないでくだ
さい。
水不足防止
渇水防止機能により、渇水時のバーナーの過熱を防ぎ
ます。バーナーは十分な給水があるときのみ作動しま
す。
オーバーフローバルブ
● 高圧ガンを閉じると、オーバーフローバルブが開
き、高圧ポンプが水をポンプの吸込側に戻します。
これにより、許容使用圧力を超えないようにしま
す。
● オーバーフローバルブは工場出荷時に設定され、
密閉されています。設定はカスタマーサービスの
みが行います。
安全バルブ
● オーバーフローバルブに不具合がある場合、安全
バルブが開きます。
● 安全バルブは工場出荷時に設定され、密閉されて
います。設定はカスタマーサービスのみが行いま
す。
圧力スイッチ 高圧運転
圧力スイッチは、最低使用圧力を下回るとバーナーを
オフにし、上回ると再びバーナーをオンにします。
安全キャッチ
高圧ガンの安全キャッチにより、不用意な電源投入を
防ぐことができます。
セットアップ
警告
破損した部品
負傷の危険
機器、付属品、供給ライン、接続部が完全な状態であ
ることを確認します。万全の状態でない場合は、機器
を使用しないでください。
アクセサリーフックの取り付け
1. 最初の試運転前に、両方のアクセサリーフックを
取り付けてください。
イラスト E
高圧ポンプのオイルレベルチェック
注意
乳白色のオイル
機器の損傷
オイルが乳白色になっている場合は、ただちに認定カ
スタマーサービスに連絡してください。
1. 最初に使用する前に、高圧ポンプのオイルタンク
のキャップ先端を切り取ってください。
2. オイルサイトグラスで高圧ポンプのオイルレベル
を確認します。オイルレベルがオイルサイトグラ
スの中央より下にある場合は、機器を運転しない
でください。
3. 必要に応じて、オイルを補充してください (技術
データを参照)。
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「安全注意事項」の項を遵守してください!
1. 試運転を行う前に、エンジンメーカーの取扱説明
書を読み、安全注意事項に特に注意してください。
2. エンジンのオイルレベルを点検してください。オ
イルレベルが「MIN」を下回った場合は、機器を運
転しないでください。
3. 必要に応じてオイルを補充してください。
4. 燃料タンクに軽油を充填します。
危険
不適切な燃料
爆発の危険性
軽油または灯油のみを充填してください。ガソリンな
どの不適切な燃料は使用しないでください。
注意
空の燃料タンクでの操作
空運転による燃料ポンプ破損の危険
冷水運転でも、燃料表示灯が消えるまで燃料タンクに
燃料を充填してください。
1. タンクの栓を開けます。
2. 燃料を充填します。
3. タンクの栓を閉じます。
4. こぼれた燃料は拭き取ってください。
注意事項
液体軟化剤のサンプル容器は、納入品目に含まれま
す。
● 石灰質の水道水で運転する場合、液体軟化剤が加
熱コイルの石灰化を防止します。水タンク内の注
入口に一滴ずつ加えていきます。
● 使用量は、工場出荷時に中程度の水硬度に設定さ
れています。
1. 軟化剤タンクに Kärcher 軟化剤液 RM 110 を入れ
ます。
イラスト F
液体軟化剤の使用量の調整
危険
電圧による危険
負傷の危険
調整は、有資格の電気技術者のみが行うことができま
す。
1. 地域の公益事業会社または硬度計(注文番号
6.768-004.0)を使用して、地域の水の硬度を測定
してください (注文番号 6.768-004.0)。
2. 電気ボックスを開きます。
3. 水の硬度に応じて、回転式ポテンショメーター
(a)を設定してください。正しい設定は、表で確
認できます。
イラスト G
例:水の硬度が15 °dHの場合、回転式ポテン
ショメーターで目盛りの値を7に設定します。
水の硬度 (°dH)
5
10
15
20
25
30
日本語
エンジン
燃料の充填
液体軟化剤の充填
回転式ポテンショメー
ターの目盛り
10
8
7
6.5
6
5.5