ズーミングと被写界深度
オートフォーカス撮影を行う場合は、ズーミングリングを回転させ構図を
J
決めてから、ピント合わせを行ってください。M (マニュアルフォーカス)
モードではどの焦点距離でもピント合わせは行えますが、望遠側にするほ
ど像が大きく、被写界深度も浅くなるので合わせやすくなります。プレビ
ュー (絞り込み) 機構を持つカメラでは、撮影前に被写界深度を確認するこ
E
とができます。
注)このレンズは、光学特性上1.4m以下の近距離ではズーミング動作に伴いピ
ントが変化します。したがってカメラのフォーカスモードがC(コンティニ
ュアスAFモード)以外の場合は、ズーミング動作を行った後に再度ピント
G
合わせを行ってください。
赤外指標について
モノクロフィルムで赤外線撮影する場合には、ピント合わせを補正する必
要があります (カラーフィルムの場合は、補正の必要はありません) 。
F
距離目盛基準線の左側の白点は、焦点距離28mm/50mm時の補正位置
指標です。
まず、マニュアルでピントを合わせ、そのときの撮影距離を白点に合わせ
直してから、赤外撮影用フィルター (R60)を付けて撮影してください。そ
S
の他の焦点距離での補正位置は、下表を参考にしてください。
焦点距離
28mm
35mm
IT
50mm
70mm
最小絞りロックレバー
Ck
プログラムオートやシャッター優先オートによる撮影時は、絞りリングを
最小絞りに固定しておくことができます。まずレンズの絞りリングを回し、
最小絞り (最も大きい数値) を絞り指標に合わせます。次に、最小絞りロッ
クレバーを絞りリングの方向にスライドし白色指標とオレンジ指標を合わ
Ch
せます。これで絞りリングは最小絞りでロックされます。ロックレバーを
反対方向にスライドするとロックは解除されます。 ( 図2)
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補正位置の目安 (距離目盛窓上の展開長で)
3.0mm(白点)
2.2mm
1.3mm(白点)
0.8mm