5. フィルターカートリッジの交換
マルチデムフィルターカートリッジが劣化した場合は、交換する必要があります。ろ過中に最大許容電気伝導率に達し
た場合は、接続する機器や装置の製造元から提供された情報を必ず参照して下さい。EN 13060に準拠した小型滅菌
器の場合、弊社では15~20 μS/cmの電気伝導率でフィルターカートリッジを交換することをお勧めしています。ろ過にお
ける電気伝導率を判定するための適切な計測機器を使用して下さい (例:Primo 5 REF A800500X) 。フラッシュバルブ
を作動させて、計測のためにフラッシュホースから水を除去します。いかなる場合でも、フィルターカートリッジは試運
転から12ヶ月以内に交換する必要があります。
カートリッジの交換時には、他のすべての部品を慎重に検査して下さい。不良部品は交換し、汚れている部品
は洗浄する必要があります。交換を行う前に、操作および安全に関する情報 (第3章) をお読み下さい。0℃未
満での保管および輸送の後は、指定された作動時周囲温度 (第9章) での試運転の前に、開封した状態の出荷
時梱包材の中で製品を24時間以上保管する必要があります。
ロックハンドルが開いている場合、カートリッジへの給水が止まるため、出水口から取水することはできませ
ん。フィルターカートリッジの交換時は、端末機器への電源供給を止めて下さい。
> ロックハンドルを開きます。
> フラッシュバルブを作動させ、装置を減圧します。
> 劣化したフィルターカートリッジをフィルターヘッドから取り外します。取り外す際はカートリッジの重さにご注意下
さい。
> 221~222ページに記載されいている手順 (フィルターカートリッジの取り付け、試運転) に従います。
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