•
ベルトガードに損傷がなく、正しく取り付けられて
いることを確認します。 (図 14)
エンジンブレーキハンドル
エンジンブレーキハンドルは、エンジンを停止させるた
めのものです。エンジンブレーキハンドルを放すと、エ
ンジンが停止します。
エンジンブレーキを点検するには、エンジンを始動して
から、エンジンブレーキハンドルを放します。エンジン
が 3 秒で停止しない場合は、Husqvarna の認証サービス
代理店にエンジンブレーキの調整を依頼してください。
(図 15)
防振装置の点検
警告:
血液の循環が悪い人が振動を長期
間受け続けると、循環器障害や神経障害を引
き起こすおそれがあります。過度の振動を
受けたために症状が現れた場合は、医師の診
断を受けてください。症状にはしびれ、感覚
まひ、うずき、ちくちくする痛み、刺すよう
な痛み、力が入らない、皮膚の色や状態の変
化などがあります。これらの症状は通常、指
や手の甲、手首に現れます。
防振装置は、使用中のハンドルの振動を軽減します。
ハンドルバーとカッティングカバーのスチールチューブ
が振動を軽減します。KLIPPO LB 548S e の場合は、ハ
ンドルバーに 4 つの防振ユニットが取り付けられてい
ます。
•
ハンドルバーと防振ユニットを点検して、損傷がな
いことを確認します。 (図 16)
ブレードサポート
ブレードサポートは、エンジンシフトが曲がるリスクを
低減します。ブレードが物体に当たった場合、ブレード
はブレードサポートの方に動きます。この動きにより、
ブレードサポートの表面が摩耗します。摩耗は、エンジ
ンシャフトの保護が正しく機能していることを示しま
す。
マフラー
マフラーは騒音レベルを最小限に抑え、排気ガスを作業
者から遠ざける働きをします。
マフラーがない場合や損傷がある場合は、製品を使用し
ないでください。マフラーに損傷があると、騒音レベル
と火災発生の危険が増加します。
警告:
使用中、使用直後およびエンジン
がアイドリング速度で稼働しているときは
マフラーが高温になります。可燃性の材料
やガスの近くでは火災に注意してください。
172
マフラーの点検方法
•
マフラーを定期的に点検して、正しく取り付けられ
ているか、損傷していないかを確認してください。
燃料の安全について
警告:
本製品を使用する前に、以下の警
告指示をお読みください。
•
本製品に燃料やエンジンオイルが付着している場合
は始動しないでください。不要な燃料やオイルを本
製品から除去し、乾かしてください。
•
衣服にガソリンをこぼした場合は、すぐに着替えて
ください。
•
燃料が身体に付着しないようにしてください。負傷
する場合があります。身体に燃料が付着した場合
は、石鹸と水を使用して燃料を洗い流してください。
•
エンジンに漏れがある場合は、本製品を始動しない
でください。エンジンに漏れがないかどうかは定期
的に点検してください。
•
燃料に注意してください。燃料は可燃性で蒸気には
爆発性があるため、負傷や死亡に至ることがありま
す。
•
燃料の蒸気を吸引しないでください。負傷の原因に
なることがあります。十分な空気の流れを確保して
ください。
•
燃料やエンジンのそばで喫煙しないでください。
•
燃料やエンジンのそばに温かい物を置かないでくだ
さい。
•
エンジンの稼働中は、燃料を補充しないでください。
•
燃料の補充は、エンジンが冷えてからにしてくださ
い。
•
燃料を補充する前に、燃料タンクのキャップを開け
て慎重に圧力を解放してください。
•
屋内でエンジンに燃料を補充しないでください。十
分な空気の流れがないと、窒息や一酸化炭素中毒に
よって負傷や死亡に至ることがあります。
•
燃料タンクキャップを完全に締め込んでください。
燃料タンクキャップが締め込まれていない場合、火
災発生の危険があります。
•
始動する前に、 燃料を充填した場所から本製品を 3 m
(10 フィート)以上移動させてください。
•
燃料タンクいっぱいに充填しないでください。高温
になると、燃料が膨張します。燃料タンクの上部に
余裕があるようにください。
メンテナンスのための安全注意事項
警告:
本製品を使用する前に、以下の警
告指示をお読みください。
•
エンジンの排気ガスには、無臭で有毒な危険性の高
いガスである一酸化炭素が含まれます。屋内または
閉鎖された空間でエンジンを始動しないでくださ
い。
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