本取り扱い説明書をよく読み、事故や装置の故障を防ぎ安全に使用していた
だくために、全ての注意事項をお守りください。危険な取り扱い、保守の不
備、誤った操作による事故や故障に関しては責任を負いかねます。
装置の使用方法に関してご不明な点がございましたら、SKFへお問い合わせく
ださい。
下記の項目を守らずに作業をすると、事故や故障の危険が伴います。
• 本装置について良くご理解いただいた方のみが操作を行ってください。
• 作業中は保護メガネや保護グローブ等の適切な保護具を必ず着用してください。
• 使用する前に、本装置および全ての付属品に異常が無いか必ず注意深く点検してく
ださい。
• 異常が確認された部品は決して使用しないでください。本装置の改造等は決して行
わないでください。
• 使用しないときは、始めに梱包されていた防錆シートに入れて保管してください。
• 必ず清浄な推奨作動油(SKF LHMF 300、LHDF 900または相当品)を使用してくださ
い。
• 作動油の代わりにグリセリンや水等の液体を決して使用しないでください。初期不
良や故障の原因となります。
• 本装置を最大許容圧力以上で決して使用しないでください。
• 密封装置上にワッシャーを決して使用しないでください。
• 吐出圧を監視するために、必ず圧力計をつけて使用してください。
• 圧力をかける前に圧力システムから確実にエア抜きを行ってください。
• 作業中は突発の油圧抜けに対して、作業物や治具(軸受、歯車等の部品)が飛び出さ
ないように必ず保護してください(固定ナットを使用するなど)。
• 作業中に高圧パイプに決して触れないでください。圧のかかった油が当たると深刻
な事故につながります。油が体内に入った場合は、すぐさま病院で診察を受けてく
ださい。
• 異常が見られる圧力パイプは決して使用しないでください。パイプ接続の際に決し
て強く折り曲げたり、ねじったりしないでください。パイプ内部が損傷し、初期不
良の原因となります。
異常のあるパイプに圧力をかけると、パイプが破裂することがあります。
• 作業中は常に本装置に注意を向けてください。
• 必ず国内の安全規則に従ってください。
• 期限切れの部品や異常が見られる部品は必ずSKF純正部品に交換してください。
全ての高圧パイプには、推奨する有効期限が記載されています。
その期間を超えての使用は決してしないでください。
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始めにお読みください
安全上の注意事項
重要
SKF High Pressure Pipes