浮腫が軽減したら、継続的に圧迫治療ができるように Iceross Post-Op liner の
サイズを変えます。
断端を前述のように測定し、適切なサイズのライナーを選択します。
患者が術後 3 週間の間で 3 ~ 4 の異なるサイズを使うのは普通です。
Iceross Post-Op liner が提供する圧迫治療の経過を経て、断端はいつでも義足
適合ができる状態になります。
治癒に遅れが見られる場合、義足適合の前に標準的な圧迫治療の手順(すな
わち、弾性の管状包帯やスタンプシュリンカー)が必要です。
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G) Iceross
Post-Op liner の洗浄
ライナーは、患者から取り外すたびに、毎日洗浄する必要があります。
1. ライナーを裏返しにして、切断患者の皮膚に触れていた面を表に出しま
す。
2. ライナーを取り外し、ライナーを裏返し、pH 調整がされた、香料およ
び染料がまったく使われていない石けんで洗いま。Iceross Post-Op liner
に合成洗剤や油性石けんを使用しないでください。
3. クリーニングが済んだら、ライナーをすすいで石鹸がすべて洗い流され
ていることを確認してから通常の形に巻き戻します。その後、よく乾か
してください。
4. Iceross ライナーを消毒するには、Iceross Clean and Simple のアルコー
ルベースの潤滑剤をライナーの内部と外部にスプレーし、ライナーを乾
燥させます。
ライナーを別の患者に使用するときは、常に事前に消毒する必要があります。
消毒
Iceross Post-Op liner を別の切断患者に使用するときは、常に事前に消毒する
必要があります。
1. 消毒中、確実に開いたままになっているように、ライナーに紙を詰めま
す。
2. Iceross ライナーをバッグに入れ、両端をしっかり閉じます。
3. 消毒テストキットを準備し、必要なラベルを貼ります。
4. 蒸気消毒は加圧滅菌器で 30 分間、 121 ℃および 15 psi で実施する必要が
あります。
5. 消毒後は、病院規格に従ってライナーを保管する必要があります。
6. 各ライナーの消毒回数の記録をつけるには、ライナーのマークされた円
に数を記入しデータチャート ( 図 8 ) を保存するようにお勧めします。
注 : エチレンオキシド滅菌は推奨されません。
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