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本装置を使用する前に次の指示をよく お読みく ださい。 本装置が適正に機能するため
には正しい使用法が不可欠です。
対象ユーザープロフ ィール : 対象ユーザーは、 許認可を受けた医療従事者、 患者、 患
者の看護人とします。 ユーザーは、 取扱方法に記載の指示、 警告および注意事項をす
べて読み、 理解した上で身体的に実行できる必要があります。
用途/適応 : Aircast AirSelect Short ウォーカーは、 足首をサポートし、 固定するように
設計されています。 足の安定骨折、 足首外側の捻挫、 足底筋膜炎などの靭帯損傷の
治療に適している可能性があります。 下肢または体の一部の固定または制御された
動きを提供します。
禁忌 : 本品に含まれる材料のいずれかにアレルギーがある場合は使用しないでくだ
さい。 本装置は、 下腿、 足首、 足の不安定骨折には禁忌とされています。
警告および予防措置 :
• この装置は、 医療専門家の監督の下で使用するものとします。 ブレースを装着する
時期、 使用頻度、 期間の決定はすべて、 治療を行う医師が適切に判断してください。
ブレースに変更を加える際は、 必ず医師に相談してください。
• 身体の不快を伝達できない患者には本装置を使用しないでください。
• エアセルを膨張させすぎないでください。 エアセルが正しく拡張されていないと、
特に糖尿病性神経病のある人に重篤な皮膚の炎症を誘発することがあります。 皮
膚に変化が見られる場合や不快感が報告された場合は、 エアセル圧力を下げてく
ださい。
• 感覚のない患者 (術後の知覚麻痺、 神経障害など) は、 皮膚の損傷、 かぶれ、 または
創部の管理のため頻繁に監視する必要があります。
• けがを防ぐため、 濡れていたり滑りやすい床を歩く際は注意が必要です。
• ストラップを締めすぎないでください。 締めすぎると血流や感覚が低下することが
あります。
• 開放創には使用しないでください。
• 装置を改造したり、 意図しない使い方をしないでください。
• 高地では、 エアセルは最適レベルを超えて拡張します。 ストラップを締める/緩める
ことによりエアセルサポートを調整してください。
• 破損していたり、 パッケージが開封されている場合は、 この装置を使用しないでく
ださい。
• 本製品の使用中に疼痛、 腫れ、 感覚の変化、 またその他の異常反応を感じた場合
は、 直ちに医療機関を受診してください。
注記 : 本装置の使用によって重大なインシデントが発生した場合は、 メーカーおよび
所轄官庁に連絡してください。
装着手順 :
(コッ トン製ソックスまたはギプスソックスを着用するとより快適に使用できま
す ― ソックスは同梱されていません)
1) ブレースの準備 –
•
ストラップをゆるめ、 正面パネルを外してライナーを開きます。
2) ブレースの装着 –
•
椅子に腰掛けてブレースを脚に当てます。 ブレースの後部にかかとをつけます。
ライナーを脚に巻いて、 その後足首にも巻きます (図A) 。
•
正面パネルを取り外します。 Aircastのロゴがつま先を覆い、 フッ トパネルがブレ
ース内部に配置されるように正面パネルを配置します。 パネルの上部を必ずブレ
ースの外側に固定します (図B) 。
•
ストラップを下から上に向けて固定します (図C) 。 快適でぴったりするまで締めつ
けます。
3) エアセルサポートの調整 –
ショート歩行ブレースのエアセルは空気を抜いた状態で供給されます。
•
損傷側から膨張をはじめます。
•
エアセルを膨張させるには、 ブレースのどちらかの側面の 大型膨張ポンプの上
の小さな穴を指で塞ぎます (図D) 。 エアセルがぴったりするまで膨張させます。
•
反対側でも同様の手順を行います。 エアセルがぴったりするまで膨張させます。
•
膨張しすぎた場合にはエアセルを収縮させます。
4) エアセルの収縮 –
•
エアセルを収縮させるには、 小型リリースボタン (図E) を押し、 指を押したままの
状態に保ちます。
•
圧力が適度になるまで収縮させます。
注記 : 再装着の際にぴったりと装着できるように、 ブレースを取り外す前に エアセル
を収縮させます。
注記 : 圧が高いほど歩行時のサポートは強く 、 座ったり横になったりする場合は低め
の圧力がより快適です。 圧力は、 ストラップを締めたり緩めたりすることでも調整で
きます。
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