4. 大腿上部ストラップ( 2 )を D リングに差し込んで締めます(図 5 ) 。
5. 次に、大腿下部ストラップ( 3 )を締めます。大腿下部ストラップ( 3 )
を締めると、ヒンジが膝背部の方向に引っ張られます。
注:上部の 2 つのストラップを締めすぎないようにしてください。装具が動
いてしまう場合があります(図 6 ) 。
6. 脛上部ストラップ( 4 )を D リングに挿入し、ヒンジの位置が膝の中心
線と揃うようにして締めます。必要に応じてストラップ( 3 )を再調整
します(図 7 ) 。
7. 快適に装着された状態にして、下腿ストラップ( 5 )をしっかりと締め
ます。装着後は、装具の快適性や懸垂性を改善する必要がある場合にの
み、脛下部ストラップを再調整します(図 8 ) 。
8. 立っているときに、装具と脚の間に大きな隙間がない状態にする必要が
あります。ヒンジは膝蓋骨の中央に合わせます。側面から見たときに、
ヒンジが膝の中心線と揃うようにします(図 9 ) 。
トラブルシューティング:
装具が前方にありすぎる場合は、脛上部ストラップ( 4 )を緩めてから、下腿
ストラップ( 5 )と大腿下部ストラップ( 3 )を締めます。
装具が後方にありすぎる場合は、下腿ストラップ( 5 )と大腿下部ストラップ
( 3 )を緩め、脛上部ストラップ( 4 )を締めます。
装具の調整
パッドとストラップの長さ調整:
* 装着感と快適さを最適にするには、ストラップパッドが脚の中心に
来るようにしてストラップを締めてください。
* ストラップパッドが長すぎる場合は、ストラップからパッドを取り
外し、ハサミを使用してパッドを短くします。
* ストラップの長さを調整するには、ストラップの端にあるアリゲー
タークリップを取り外します。
* 必要に応じて長さを調整し、アリゲータータブをストラップに再び
取り付けます。
装具の輪郭形状の調整:
* Rebound DUAL ST 装具は、個人の体形に合わせることができます。
* ハッカーを使って航空機グレードのアルミニウムフレームを大腿骨
と脛骨の様々な形状に適応するように冷間成形させます。
膝関節での装着感を広げたり狭めたりする場合:
* Rebound DUAL ST 装具は、個人の膝部の幅に合わせることができま
す。
* 膝部の幅を調整するには、中サイズの顆部パッドを取り外し、厚い
タイプまたは薄いタイプのものと取り替えます。
* より快適な装着感を得るために、複数のパッドを使うことも可能で
す。
D リングの交換と配置変更:
D リングは修理が可能です。D リングは、内側から外側に移動させたり、壊
れた場合には交換することができます。
D リングを内側から外側に移動する場合:
1. D リングからストラップを取り外します。
2. 装具の内側に取り付けられた D リングを曲げて奥に押し込み、キーホー
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