フォーカシングのために、 固定フロントフィルターをのぞいてレンズ全体が移動し、 レン
ズ全体の長さは変わりません。 これとは別に、 近接設定での描写能力向上のために、
1 つ の 非 球 面レンズと、 負の 屈 折 率を備えたレンズ から構 成され た 後 方 部 分 が 動きま
す。 この「フローティング・エレメント」 と呼ばれる部分により、 開口収差、 コマ、 ひず
みは抑制され、 どんな距離設定でも均質な性能が発揮されます。
つまり、 ライカ
SUMMARIT-S 1:2 .5/70mm ASPH
いた状態でも閉じた状態でも、 非常に高い描写性能を発揮します。 至近距離まで優れ
た描写性能が約束されていますので、 これをお使いになれば、 画質に妥協することな
く、 どんな画像構成も思いのままです。
ライカ S レンズの構造
すべてのライカ
レンズは、 原則として同じ構造です。 前方のソケットにはレンズフード
S
(
) 用の外部マウント部 (
1
示される距離目盛り (
ング (
) があります。
5
マウント部のフランジには、 オートフォーカス、 絞り、 場合によっては絞りシャッターの
操作コマンドなど、 カメラとレンズの間でデータをやり取りするための接点 (
ています。
) 、 フィルター用内側取付部 (
2b
) を読み取るための窓 (
4b
. は、 無限遠から至近距離まで、 絞りを開
) 、 距離設定リング (
2a
) 、 レンズ着脱赤指標 (
4
37
37
) 、 表
3
) 付き固定リ
5a
) が付い
6