Watson-MarlowATEX等級付きの全ポンプヘッドには、 静電荷の防止および放散のための対策が備わっています。
静電荷を効果的に放散するには、 ポンプヘッドと適切に接地されたドライブとの間に十分な電気接触が存在する必
要があります。
500、 600および700シリーズATEXポンプを接地することは必須です。 ( 該当する場合) ポンプヘッドガード、 ト ラック、
ギヤボックス、 モータおよびベースプレート にはアーススト ラップが既に取り付けられています。 設置の際は、 これらの
アーススト ラップが適切なアース点に接続されるようにしてください。
アース接続の電気抵抗を測定することでアース接続の有効性を確認することができます。 静電気の確実な放散を
確実にするために、 上で指定されたアース点からアースまでの最大抵抗は1メガオームを超えるべきではありません。
チューブポンプチューブは絶縁されているため、 その使用はポンプヘッドに隣接した長さに制限されるべきです。 接地
された導電配管をシステム内の他の場所に使用してください。
ACモータ/空 気 モータ
ATEX認定モータに同梱の製造元の取扱説明書を参照してください。
9.1
取り扱い上のお願い
ポンプ周辺の通気を十分に確保できない狭い場所にポンプを設置しないでください。
できる限り移送チューブと吸込チューブを短く、 真っすぐにし、 最も直線的な経路にしてください。 曲げ半径は大きくし
てください( チューブ径の4倍以上) 。 接続配管や継手が予想管路圧力に対応できる適切な定格であることを確認
してください。 配管レデューサおよびポンプヘッド部よりも内径が小さいチューブの継手は避けてください。 特に吸込側
の管路では使用しないでください。 ( 通常は不要な) 管路のバルブで流量を制限しないで下さい。 ポンプの運転中、
流路にあるすべてのバルブは開いている必要があります。
ポンプヘッド内のチューブの内径以上の吸込管および移送管を使用してください。 粘性流体を吸入および吐出する
場合は、 ポンプチューブよりも内径が数倍大きい導管を使用してください。
システムの流体供給吐出配管がポンプが運転している危険環境に適しており、 静電荷を蓄積させないことを確実
にしてください。
可能な場合は吸入する流体の液面と同じ位置またはわずかに下の位置にポンプを設置してください。 これにより、
液面が高い状態での吸込みおよび最大のポンプ効率を実現できます。
ポンプヘッドト ラックおよび全可動部品を清潔で汚染やごみのない状態に維持してください。
粘性流体を汲み上げるときは低速で運転してください。 液面が高い状態での吸込みはあらゆる場合でポンプ性能
を向上させます。 特に粘性の物質に有効です。
チューブポンプチューブは絶縁されているため、 それはポンプヘッドに隣接した長さに制限してください。 危険環境での
使用に適したWatson-Marlowチューブを決定するため、 静電気試験が実行されています。 詳細については、 ポン
プヘッドのマニュアルを参照してください。 接地された導電配管をシステム内の他の場所に使用してください。
MarpreneまたはBioprene連続チューブを使用する場合は、 作動開始から30分経過後にチューブを引っ張りテ
ンション調整をしてください。
チューブ選択: Watson Marlow出版物に公開されている化学的適合性一覧は指針です。 チューブ材質と移送流
体の適合性について不明な点がある場合は、 浸漬試験用のWatson-Marlowチューブサンプルをご請求してくださ
い。
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