注意:プリセットを初期設定に戻すと、 メモリに保存したプログラムの変更は失われます。
Enigmaライブラリアンソフトウェアを使えば、 コンピュータでプリセットの編集や保存をすることができます。 www.m-audio.comで無償ダウンロード可能で
す。 ユーザー登録を完了し、 手順に従ってダウンロードして下さい。
スナップショットの送信
GLOBAL CHANとMUTEボタンを同時に押すと、 スナップショット機能により現在のコントローラにアサインされているデータや数値が送信されます。
スナップショットを送信すると各コントローラに関するデータは、 コントローラがアサインされているチャンネルに送信されます。
スナップショット機能は、 受信機器をキーボード上のフェーダやロータリーコントローラと同期させるのに最適です。 この機能はクリエイティブなツールとして、
使い方によっては驚くようなサウンドもたらします。
この機能では、 曲の開始時にコントロールパラメータの設定にも使われます。 曲の好みのエフェクトレベルに合わせてコントローラの値を設定した場合、 スナッ
プショットを記録して、 その曲がいつも正しいエフェクトレベルで再生されるように設定することができます。 シーケンサを記録モードにして、 スナップショット
ボタンを押します。
コントローラのミュート
MUTEボタンを押すと、 ロータリーコントローラやフェーダをミュートします。
この機能はソフトウェアでの設定を変更することなく、 フェーダやロータリーコントローラの設定値を変更することができます。 コントローラをミュートしても、
ボタンやフットスイッチ、 鍵盤に対する影響はありません。 MIDIアサイナブルなボタンやファンクションキー、 鍵盤を押すと解除されます。 コントローラがミュー
トされている時はLEDの画面表示は消えています。
この機能は、 コントローラの設定を変更した複数のプリセットを切換えるのに便利です。 コントローラがミューロされている間は、 ソフトウェアのコントローラ設
定値に比例してコントローラを動かすことができます。 コントローラの操作によってソフトウェアの設定値が変わることがありません。
グローバルMIDIチャンネルの設定
M-Audio O
では、 MIDI 16チャンネルのどのチャンネルでも送信することができます。 コンピュータベースのシステムをご使用の場合は、 通常ソフトウェア側で
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MIDI信号のルートを決定するので、 チャンネル番号を気にする必要はありません。
MIDI音源モジュールや別のMIDI機器を接続している場合は、 M-Audio O
必要があります。 グローバルMIDIチャンネルはキーボードやプログラム、 バンクチェンジ、 その他グローバルに設定したコントローラ信号をまとめてコントロー
ルします。
グローバルMIDIチャンネルの設定方法:
1.
GLOBAL CHANNELボタンを押します。 キーボードはプログラムモードになりLEDには現在選択されているグローバルチャンネル番号(先頭にcの
表示)が表示されます。
2.
数値鍵盤でMIDIチャンネル番号を入力します。
3.
ENTER鍵盤を押すと、 新しいチャンネルが設定されてプログラムモードを終了します。
オクターブ
M-Audio O
のキーボードはオクターブを上下させることができ、 合計11オクターブの範囲で演奏可能です。
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1.
OCTAVE 「+」 を押すと高音域に向かってオクターブ単位で音域がシフトします。
2.
OCTAVE 「−」 を押すと低音域に向かってオクターブ単位で音域がシフトします。
トランスポーズ
トランスポーズ機能を使用すると、 現在弾いている鍵盤の位置は変えずに調だけを変更することができます。
1.
「TRANSPOSE」 を押します(オクターブ 「+」 と 「−」 ボタンを同時に押します)。
2.
OCTAVE 「+」 または 「−」 ボタンを押して、 半音ずつ上または下に移調します。
例えば、 ある曲をCのキー(ハ調)で練習していて、 その曲をFのキー(ヘ調)に移調する必要がある場合、 TRANSPOSEを押した後にOCTAVE 「+」 ボタンを5回
または 「−」 ボタンを7回押します。
ピッチベンドコントロール
一般的に、 PITCH BEND(ピッチベンド)はキーボードで弾いた音のピッチ(音程)を上下させるのに使用します。 この機能を使用すれば、 鍵盤上でギターのリフを
再現するようなことも可能になります。
ピッチを上下に変化させる幅は、 音源側で設定します。 通常は、 上下それぞれ半音ずつ変化するように設定しますが、 最大で上下2オクターブずつ変化させること
ができます。 コントロールを解除すると、 リセットされます。
M-Audio O
キーボードのピッチベンドコントロールはMIDI信号へのアサインが可能です。 「プログラミングとエディット」 の項を参照して下さい。
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キーボード側とMIDI信号の受信側で同じMIDIチャンネルを使用するよう設定する
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