• 過度の摩耗や、変形、腐食、鋭角、亀
裂、バリなどの損傷の兆候がないこと
を確認する。小さな傷や尖った部分
は、エメリークロスで平滑にすること
ができます。
• 砂粒、砂、岩、ゴミなど、正常な動作に
影響を与えたり、妨げたりするような汚
れや異物がないかを確認する。
• サイドプレートに変形や過度の遊びがな
いかを確認する。
• カムの動きとスプリングの有効性を
確認する。
• カムの溝が過度に磨耗していないか
確認する。
• プーリーが機能し、軸を中心に自由に回
転することを確認します。
使用時
• すべての機器が互いに対して正しく配置
されていることを確認する。
• 機器の状態やシステム内の他の機器との
接続を監視する。
• 機器やその部品の動作を妨げるようなこ
とはしないでください。
• 異物が入らないようにしてください。
• 環境条件を評価してください。湿気や氷
のある環境は、機器の動作を変化させる
ことがあります。ロープの状態(経年劣
化、摩耗、泥、湿気、氷)により、性能
が変わることがあります。
• 装置と負荷 アンカーとの間の弛みを最
小限にすることで、衝撃荷重のリスクを
低減することができます。
リタイヤ
CMCでは、ハードウェアの使用期限を定めてい
ませんが、これは耐用年数が使用方法と使用
場所に大きく依存するためです。使用形態、
使用強度、使用環境はすべて、機器の保守
性を決定する要因です。鋭利な刃物、極端な
温度、化学物質、過酷な環境にさらされるな
ど、たった一度の使用でリタイヤするような
例外的な事象が発生することもあります。
製品は、以下の場合に直ちに使用を中止しな
ければならない:
• 点検に合格できない。
• 正常に機能しない。
• 判読不能な製品マークがある。
• 損傷や過度の摩耗の兆候がある。
• 衝撃荷重、落下、異常使用などの大きな
事象が発生したもの。
• 過酷な化学試薬にさらされたことが
ある。
• 使用歴が不明なもの。
• その状態や信頼性に疑義がある場合。
• 法令、規格、技術の変更または他の機器
との不適合により陳腐化した場合。
リタイヤした機器は、能力ある者が書面によ
り使用可能であることを確認するまでは、再
び使用してはいけません。リタイヤさせる場
合は、使用から外し、それに応じたマークを
付けるか、またはそれ以上使用できないよう
に破棄してください。
持ち運び、保管、輸送
使用中、持ち運び中、保管中、輸送中は、
酸、アルカリ、錆、強い薬品に近づけないで
ください。火気や高温にさらさないでくださ
い。涼しく乾燥した場所に保管してくださ
い。外部からの衝撃、鋭利な刃物、過度の振
動、極端な温度、化学試薬、紫外線から機器
を確実に保護してください。
この機器を使用するたびに、ほこり、ごみ、
湿気を取り除くために、きれいにし、乾燥さ
せてください。きれいな真水を使って、汚れ
やゴミを洗い流してください。本機の洗浄に
高圧洗浄機を使用しないでください。使用中
またはクリーニング中に機器が濡れた場合
は、直射日光を避け、10℃から30℃の温度で
自然乾燥させてください。
CAPTOを汚れやほこりの多い環境で使用した
場合、ラッチ機構が正しく機能するように
清掃と潤滑が必要な場合があります。清掃
の際は、イソプロピルアルコールを含ませ
た綿棒を使い、サイドプレートリリースボ
タン、サイドプレートラッチ、ロックピン
の表面の汚れやほこりをイラストのように
拭き取ります。
ラッチとピンがきれいになり乾燥したら、図
のようにラッチ表面に軽くグリースを塗りま
す。リチウムベースのベアリンググリース
で、NLGI 2のコンシステンシーレーティング
を使用するのが理想的です。ラッチフックの
ピンと接触する面にのみ、綿棒などの細い
器具を使用してグリースを塗布してくださ
い。サイドプレートを数回開閉してくださ
い。ラッチ、サイドプレート、シャーシの他
の表面に移動した余分なグリースを拭き取
ってください。
警告:グリースは、図に示された面にのみ
塗布されることを確認してください。 他
の面、特にカムが汚染されると、適切な機
能を妨げ、安全上の問題を引き起こす可能
性があります。
警告:この指示に従わない場合、生命に危険
を及ぼす可能性があります。
保証 修理について
製品に製造上または材料上の欠陥がある場
合、保証に関する情報およびサービスにつ
いては、カスタマーサポート(info@cmcpro.
com)までご連絡ください。CMCの保証は、不
適切なケア、不適切な使用、改造、偶発的な
損傷、または長期間の使用と時間経過による
材料の自然破壊によって生じた損害は対象外
です。製造者の書面による推奨なしに、本製
品を何らかの方法で変更したり、追加部品を
取り付けるために改造したりすることはでき
ません。オリジナルの部品が改造されたり、
製品から取り外されたりした場合、その安全
面が制限されることがあります。すべての修
理作業は、メーカーが行うものとします。そ
れ以外の作業や改造は、保証を無効にし、CMC
を製造者としてのすべての責任と責務から
解放します。
5. 互換性
本製品がシステム内の他の機器と互換性があ
り、その意図する用途が現行の規格に適合し
|
ていることを確認してください。本製品と一
緒に使用する機器は、管轄区域および/または
国の規制要件を満たし、安全で機能的な相互
作用を提供する必要があります。
本製品を他の機器と組み合わせたり、本製
品を救助 落下防止システムに使用したり
する場合は、使用前にすべての機器の指示
を理解し、その指示に従って、これらの機器
の安全面が互いに干渉しないようにする必
要があります。
本製品と他の機器を組み合わせて使用する場
合、ある機器の安全な機能が他の機器の安全
な機能に影響を与えたり、干渉したりするこ
とにより、危険が生じたり、機能が損なわれ
る可能性があります。標準的でない使用や追
加された部品については、ユーザーがすべて
の責任を負うものとします。ご使用の機器の
互換性について不明な点がある場合は、CMCに
お問い合わせください。
ロープ
合成ロープは、推奨された直径と種類のもの
だけを使用してください。アンカーラインの
種類が異なると、装置の特性や安全な機能が
変化することがあります。ロープグラブの性
能は、ロープの直径、構造、摩耗、表面処理
などの様々なパラメータや、凍結、泥、濡
れ、汚れのあるロープなどの他の変数によっ
て影響を受けることがあります。
関連する規制により、装置は上記の規格と認
証の表に記載されているロープタイプにのみ
使用できます。
警告:ワイヤーロープや編組(レイド)ロー
プには使用しないでください。
コネクター
カラビナをベケットに取り付ける際、カラ
ビナの幅が最も広い部分が装置と接するよ
うにすることをお勧めします。トリロード
を最小限にするため、カラビナはロープと
デバイスの位置が合っていることを確認し
てください。
内部半径が狭いコネクターや鋭角のコネクタ
ーは、ベケットのエッジ荷重を増加させ、強
度を低下させたり、カラビナやCAPTOを損傷さ
せる可能性があります。CAPTOを使用する際
は、アルミ製カラビナが望ましい。スチール
やステンレスのコネクター、特に内部半径が
狭いものや鋭角のものは、ベケットに使用す
ることをお勧めしません。
• NFPA 2500(2022 ED)使用:テクニカ
ルまたはゼネラルユースのカラビナ。
アンカー
装置とアンカーポイントが常に使用者の上
方に正しく配置され、高所からの墜落の危
険性を最小限に抑えるように作業を行うこ
とが重要です。落下時に地面や障害物への
衝突を避けるため、常に十分な空間を確保
してください。
CAPTO USER MANUAL
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