洗浄液と家庭用洗剤
洗浄液と家庭用洗剤には、わずかの塩化物を含んで
います。
塩化物の含有量はごくわずかなため、洗浄液、およ
び家庭用洗剤容器への表示義務はなく、そのことは
あまり知られていません。
しかし、そのごくわずかな含有量であっても、短期
間のうちに、超音波洗浄器タンク、浸漬バスケット
のステンレス面に錆び、穴あきなどの腐食が起こり
始めます。
必ず、8.3章に提示された洗浄液のみを使用するよう
にして下さい。
伝播による侵入
超音波容器使用に関する上記制限は上記の化合物が汚
染あるいは伝播の形において液状媒体に入っている場
合(特に蒸留水においても)にも有効となります。
酸容器
上記媒体を使用する場合には適切な酸容器(附属品
として用意しております)を使用して下さい。
滅菌剤
この制限は上記化合物を含有する限りにおいて、一
般販売されているクリーニング剤と滅菌剤にも有効
となります。
安全規定
化学剤メーカーの安全規定にも注意して下さい (例
として眼鏡、手袋、クリーニングと安全規定)。
8.3 推薦する洗浄材料
GO-2011
アルジネート印象材、石膏の両方に使用できる溶解
液、即使用可能な状態に調整済み
洗浄作業はとても簡単
• 攪拌容器
• レジンデンチャー
• 印象トレー l
• 鋳造物
• インストゥルメント
• ツールl
それらに付着した歯科用石膏、石膏系埋没材、アル
ジネート印象材を、除去が難しい場所でも楽に溶解
できます。洗浄容器の温度を40~50°Cに設定すれ
ば、洗浄プロセスがスピードアップできます。
9. 点検整備
9.1 メンテナンス /手入れ
注意! メンテナンスと手入れの前には電源プラ
グを抜いて下さい!
メンテンス、クリーニング、消毒の後は、水で
しっかりとすすいで下さい。
メンテナンス
この超音波クリーニング装置はメンテナンスフリー
です。しかしながら電気安全性のために定期的にハ
ウジングと電源ケーブルが損傷していないか点検し
て下さい。
ハウジングの手入れ
洗浄剤の残渣は、汚れの状態に応じ、家庭用洗浄剤
もしくは市販のカルキ除去剤を使って拭き取って下
さい。
装置は絶対に水に浸さないで下さい!
滅菌
装置を医療及び健康分野において使用する際には衛
生上の理由により、振動トレーと表面を定期的に滅
菌する必要があります (一般販売されている表面滅
菌剤)。
9.2 振動トレーの寿命
振動トレー、特に音波を発する表面は物理的条件に
より、それ相当に消耗します。時の経過ととともに
まずマテリアル消耗によるグレーの個所、いわゆる
空洞現象による潰食が発生し得ます。この超音波ク
リーニング装置は空洞現象による潰食に耐性である
特殊スティールを使用しています。装置の寿命を伸
ばすために以下の指摘事項に注意して下さい。
• クリーニング残滓、特に金属パーツと浮遊錆は定
期的に取り除いて下さい。
• 適切なクリーニング化学剤を、特に汚染物との関
係に注意しながら使用して下さい ( 8.2項の指摘
事項を参照)。
• クリーニング媒体を適時に交換して下さい。
• 超音波 を無駄使いしないで下さい、クリーニン
グ終了後にはスイッチを切って下さい。
• 洗浄物が装置の底面、壁面に直接触れないように
して下さい。
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