操作方法
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レベルコントロール
Stereo VideoMic Xは、録音機器への出力信号を3種類の設定で
制御します。これらはマイク後部、一番下のセレクターボタンで
設定し
ます。
図 8 - レベルコントロール・ボタン
+20
dB±
0
-10
最も低い設定 (–10) では、信号レベルが 10dB減少、もしくは弱
まります。つまり大きな音の音源を減少させることで録音機器の
入力が過負荷状態になる、あるいはクリップするリスクを軽減さ
せることができるのです。中央の設定(0dB)は、理想的な録音状
態で用いられるマイクのゲイン設定です。最も高い設定(+20)で
は、信号レベルが20dB増加します。非常に静かな音源を録音する
場合や、多くのデジタルSLRカメラがそうであるように、S/N比
を良くし、より高い入力レベルが使用するカメラに不可欠な場合
に便利です。
入力レベルを設定する際は、使用するカメラ内部で設定されてい
るオーディオ・レベルを考慮することを忘れないでください。S-
tereo VideoMic Xで+20dBレベルを選択した場合、カメ
ラ側の入力レベルを下げる必要があるかもしれませ
ん。
最も良い方法は、カメラ側の入力レベルをできるだけ
下げ、DSLRカメラで録音する場合、Stereo VideoMic Xの
入力レベルを+20dBに選択した状態で、適切な入力レベルが得られ
るまで下方に向けて録音してみてください。これにより、大部分の
DSLRカメラで見られるような、概して低品質のマイク・プリアンプ
に Stereo VideoMic X を接続した場合であっても、ノイズフロアを
より低く抑えられ、全体的により鮮明な録音が可能になります。
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