最後に、 TriFlex II はパワフルな高出力ユニッ トですが、 限度もあり、 十分なサウンド出力やカバレージのために
パワーユニッ トを必要とすることがあります。 その場合、 ミキサーレベルを少し下げてこれで問題が解決されるか
チェックしてみます。
安全のため必要と思われることを含め、 ここに示したことをすべてチェックした後もシステムの問題が解決され
ない場合は、 条件をすべてメモした上で、 Peavey ディーラーにお問い合わせください。
低音が大きすぎる、 バスの輪郭がはっきり しない
TriFlex II システムは、 サブウーファーキャビネッ トとその中のウーファーの能力に合わせてバス出力を最適化し
ています。 イコライズによりフラッ トなレスポンスになるように、 あらかじめバスブーストが信号に加えられてい
ます。 外部イコライザを介して、 あるいはミキサーのチャンネル EQ コントロールを介してバスブーストを追加す
るか、 サブレベルコントロール (6) を上げ切った場合、 バスは低音が大きすぎるか歪み、 ボーカルもしくは中域
信号が濁ります。 その場合、 外部バスブーストを外すあるいは小さくするか、 またはサブレベルコントロール (6)
を下げます。 サブレベルコントロール (6) を2 時の位置にすると、 サテライトスピーカーのミッ ドとハイのレベル
に合います。
お手入れとメンテナンス
TriFlex II は耐性に優れた頑丈な製品で、 手入れを怠らなければ何年も信頼性を損なわずに使用できます。 安全
上の注意事項や警告を守り、 危険な動作状態を避けてください。
本体ユニッ トを扱う前には必ず AC 電源を切ってください。 保守作業はすべて資格のあるサービス担当者に依頼
してください。
直射日光/熱
直射日光の当たる場所で長時間の使用は避けてください。 本体ユニッ トが過熱し、 サーマルシャッ トオフを起こ
す原因になります。 非常に高温の動作条件も同じようにサーマルシャッ トダウンの原因になります。
きわめて高温もしくは低温の条件下、 あるいは湿度のきわめて高い場所に保管しないでください。 必ず本体ユニ
ッ トを室温に戻してから使用してください。
クリーニング
TriFlex II は、 接続しているときあるいは電源が入っているときにクリーニングしないでください。
から完全に切断した状態で、 乾いた布を使って汚れを拭き取ってください。 TriFlex IIには強い溶剤を使用しない
でください。 キャビネッ トを損なうことがあります。 TriFlex IIの内部にどのような液体もかからないようにしてくだ
さい。
タッチアップ
Peaveyパーツ番号 00052110などのブラックタッチアップスプレーペイントにより、 キャビネッ ト、 グリルの傷や凹
みを補修できます。 すべて一度にカバーするのではなく 、 軽いタッチで数回塗布します。 パワーアンプモジュール
やスピーカーのラベルにペイントを塗布しないよう注意してください。 記載されている指示、 警告をすべてお守
りください。
ハードウェアの安全性を確認
使用を始めて数か月後およびその後は定期的に、 TriFlex II システムのハードウェアを、 リアパネルのネジ、 サブウ
ーファーキャビネッ トにキャスタを固定するネジを含め、 緻密さ、 タイトさについてチェックします。
本体ユニッ トは大きな振動の影響を受け、 これは使用中に緩む原因になります。
AC 電源