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ICEROSS シールイン ライナー X TF を装着す
1. ライナー上部を握り、内部面が完全に表に出るまでライナーを手の上で
スライドさせます ( 図 1)。
2. ライナーの遠位末を出来る限り押し出し、 その中央に断端末を押し当て、
軽く上げるようにして、ライナーを上方へ引き上げます。この 際、空
気が入らないようにご注意ください ( 図 2 & 3)。
3. ライナーを完全に上方までロールしま す。この際、爪でライナーを傷
つけたりしないようにご注意ください。無理に引っ張り上げないように
ご注意ください ( 図 4)。
4. シール部分はご使用される際、必ず清潔で汚れていないようにしてくだ
さい ( 図 5)。
ライナーを清潔に保つことはご使用の際大変大切です。ライナーは毎日、内
側とも十分洗浄する必要があります ( 図 6)。ライナーを脱いだら、裏返しに
して、中性石鹸で洗うよう装着者に指導してください。ライナーは洗濯機で
洗っていただくこともできます( 40 ℃以下) 。柔軟材、漂白剤、または他の洗
濯洗剤はライナーにダメージを与えることがありますので使用しないでくだ
さい。十分水すすぎをした後、けばのない乾いた布で拭きます。
ICEROSS ライナーは洗浄後すぐにご使用していただくことができます。一晩
乾かす必要はありません。洗浄後は裏返しにしたまま放置せず、ライナーを
本来の位置に戻しておいてくださ い。シール部分はご使用される際、必ず清
潔で汚れていないようにしてください。
ICEROSS のライナーは、いつも破損などが起きていないか、確認して下さい。
どんな破損もライナーの効果を半減させますので、すぐに義肢装具士に報告
して下さい。間違った使用は、懸垂の機能を失いかねません。
断端部の日常のお手入れはとても大切です。中性の液体の石鹸を使用 するこ
とをお勧めします。肌が乾燥しているような場合は弱酸性・無香 料・無着色
の保湿ローションをお使いください。べとつかず、お肌を育 み、柔らかくす
るようにします。ライナーを装着する直前の断端部へのロ ーションの使用は
避けてください。
注意:ICEROSS ライナーがガラス繊維・カーボン繊維または他の異物に 接触
しないように、装着者、義肢装具士共々、注意する必要があります。シ リコー
ン内に取り込まれ、皮膚を悪化させる原因となることがあります。 また、洗
浄だけでは問題を解決できないことがあるので、ライナーがそ のような異物
や化学物質に触れた場合、ライナーを義肢装具士に返すよ うに、装着者にご
指導ください。
ICEROSS クリーン & シンプル潤滑スプレー
ライナーや義肢をスムーズに着用するには Iceross クリーン&シンプルなどの
潤滑スプレーを使用する必要があります ( 図 7)。
潤滑スプレーは最大限のサスペンションを維持できるよう、瞬時に蒸発する
ようになっています ( 図 7)。
シールイン ライナー付属のスプレー ペンはポケットやバッグに入るほどの小
さなサイズです。詰め替えて使用できます。
警告:肌には使用しないでください。
目に触れないようにしてください。
原料:プロパノールと水
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