3.2 製作
通常通りにソケットをラミネートします。ソケット後方の出来るだけ遠
位に10 mmの穴を開けます。穴開け時に発生したバリを取り除きます。
ポリエチレン粘着テープで内側から固定します。ラミネーションレジ
ンで穴を塞ぎ、真空状態にします(図1)。ゴムレジン充填剤の中央に
5 mmの穴を開け、1/4 UNFタップでネジを切るか、またはゴムレジン充
填剤の中央に6 mmの穴を開け、コネクターを使ってネジを切ります。
肘コネクターのネジがラミネーション層の厚みよりも長くなっていな
いことを確認します。必要に応じてワッシャーを使用します(図2)。
二液性エポキシ樹脂接着剤またはシーリングレジンータルカム補強剤を混
合します。コネクターのネジに薄く塗布します(図3)。接着剤を塗布
する際、コネクターの開口端部に他の粘着剤を使用しないでください。
コネクターに開けた穴にネジを通しペンチを使って完全に締めます(図4)。
コネクターに上にチューブをスライドさせます。
排気バルブをチューブ端部に取り付けます。バルブの矢印が空気の流れ
を示しています(図5)。
4 法的事項について
法的要件についてはすべて、 ご使用になる国の国内法に準拠し、 それぞれに
合わせて異なることもあり ます。
4.1 保証責任
オッ トーボッ ク社は、 本書に記載の指示ならびに使用方法に沿って製品をご使
用いただいた場合に限り保証責任を負う ものといたします。 不適切な方法で
製品を使用したり、 認められていない改造や変更を行ったことに起因するな
ど、 本書の指示に従わなかった場合の損傷については保証いたしかねます。
4.2 C E整合性
本製品は、 欧州医療機器指令93 / 42 / EECの要件を満たしています。 本製品
は、 欧州指令の付表Ⅸの分類基準によ り、 医療機器クラスⅠに分類されてい
ます。 オッ トーボッ ク社は、 本製品が欧州指令の付表VIIの基準に適合してい
ることを自らの責任において宣言いたします。
上記のCE整合性宣言は日本の法規では適用されません。 日本においては、 本
製品は医療機器の分野には分類されていません。
Ottobock | 67