4. コンポジッ ト : 適応性の高い最初の層には注入可能なコンポジッ ト (PermaFlo®など) を使うこ ともできます。
最後の2~3ミ リの層にはペースト状のコンポジッ トを使います。 クラスVなど磨耗が少ない表面では、 最終的な
面に注入可能なコンポジッ トを使ってもかまいません。 使用方法についてはコンポジッ ト ・ メーカーの指示に従
ってく ださい。
セクションII. 金属
1. 金属面の準備 : 金属面をマイクロ研磨します。
注意 : 金属への接着力は、 合金と表面の準備テクニックによって異なります。
2. 清浄 ・ エッチング : 金属面はUltra-Etchで10秒間きれいにし、 その後、 空気 ・ 水流スプレーで5秒間すすぎま
す。 よく乾かしてく ださい。
3. ボンディ ング : Inspiral® Brushチップを使ってPeak® LC Bond Resin接着剤をエッチング済みの金属面にた
っぷり塗布します。 空気シリンジを使って、 光沢のある均一な膜状になるまで接着剤をのばし、 10秒間乾かしま
す。 接着剤が一箇所に片寄らないようにしてく ださい。 表面に光沢が出ます。 出力が1000mW未満の標準光度
で20秒間硬化させます。 次に、 出力が1000mW以上の光線で10秒間硬化させます。
4. 修復 : メーカー指定の使用方法に従ってコンポジッ トレジンを塗布します。 最初は0.5~1.5ミ リの層から始め
ます。 これを固めたら、 2~3ミ リずつの層を重ねていきます。
注意 : 金属や色の濃い象牙質の光沢を消す必要がある場合は、 PermaFlo® Dentin Opaquerを薄い膜状 (
0.2~0.5ミ リ) に塗布し、 コンポジッ トレジンを使う前に固めます。
セクションIII. コンポジッ ト修理
1. 表面の準備 : 既存コンポジッ トの弱った部分を取り除きます。 ダイアモンドバーで表面に凹凸をつけ、 エッチン
グでコンポジッ トをきれいにします (マイクロ研磨を使う とよりよい結果が得られます) 。
2. エッチング : 修復部分に隣接する象牙質 ・ エナメル質、 および準備を行ったコンポジッ ト表面すべてを10秒間
エッチングします。 空気 ・ 水流スプレーで5秒間よくすすぎ、 湿ったままにしておきます。