• 患者、介護者等には必ずHME
し、本製品の機能についての十分な理解を図ってください。気管孔
を閉じて発声できるようにすることは、人工喉頭を使用している喉
頭摘出患者にはよく知られた機能ですが、人工喉頭を使用していな
い患者、または気管切開した患者には、こうした機能はあまり知ら
れていませんのでご注意ください。
1.6 使用上の注意
• ご使用になる前に必ずProvox XtraHME Cassette(プロヴォックスエ
クストラHMEカセット)の機能を点検してください。上部のふたか
ら指を離すと、ふたは直ちに元の位置に戻るはずです。
• Provox XtraHME Cassette(プロヴォックスエクストラHMEカセッ
ト)を分解しないでください。正しく機能しなくなる恐れがあり
ます。
• Provox XtraHME Cassette(プロヴォックスエクストラHMEカセッ
ト)を再利用したり、水や洗剤などで洗浄したりしないでくださ
い。再利用したり洗浄したりすると、HMEの機能が著しく損なわれ
ます。また、発泡体に細菌が定着することにより、感染症のリスク
が高くなる可能性があります。
• Provox XtraHME Cassette(プロヴォックスエクストラHMEカセッ
ト)を、24時間を超えて使用しないでください。使用時間が長くな
ると、発泡体に細菌が定着することにより、感染症のリスクが高く
なる可能性があります。
• 薬剤が機器に沈着する可能性があるため、製品を装着したまま医薬
品噴霧器を使用しないでください。
• 機器の使用中、気管孔の上からマスクを使用して加湿機または加温
加湿酸素を使用しないでください。HMEが濡れすぎます。酸素療
法が要求される場合には、加温していない加湿酸素を使用してくだ
さい。
2.使用方法
2.1 着脱方法
Provox XtraHME Cassette(プロヴォックスエクストラHMEカセット)を、
接続機器のコネクタに挿入します(図1または2)。通常通り呼吸します。
発話する場合は、Provox XtraHME Cassette(プロヴォックスエクス
トラHMEカセット)の上部のふたを指で押し下げてください(図3)。
注記:呼吸抵抗が上昇するのを防ぐため、吸入時はふたを完全に開放
してください。
Provox XtraHME Cassette(プロヴォックスエクストラHMEカセッ
ト)を取り外すには、接続機器を2本の指で保持し、HMEカセットを
取り外します(図4)
カセットが閉まることについて説明
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