安全について
1
安全について
1.1
一般的な安全上の注意
製品をご使用いただく前に、本取扱説明書をよくお読みください。
本取扱説明書の記載事項を厳守してください。ユーザーは指示を完全に把
握し、指示に正確に従う必要があります。本製品を使用目的以外には用い
ないでください。
製品の正しい使用方法がいつでも確認できるよう、本取扱説明書は大切に
保管してください。
本製品は、訓練を受けた専門知識のあるユーザーのみ使用できます。
本製品を、それぞれの国や地域が定める規則に従ってお取扱いください。
この酸素自己救命器はメンテナンス不要です。ただし定期的に点検を行う
必要があります 3.3 章 ( 129 ページ)を参照。
Dräger 純正部品および付属品以外は使用しないでください。 これを守らな
いと、製品が正しく機能しない可能性があります。
本製品に異常が認められた場合や不完全な状態では、使用しないでくださ
い。また、本製品を改造しないでください。
本製品や部品に故障や欠品があった場合は、弊社サービスセンターまでご
連絡ください。
1.2
警告表示の説明
ユーザーに注意喚起をするために、この文章内での警告表示は、それに関する
警告文で説明や強調するように用いられます。警告表示の意味は次のように定
義づけられています:
警告
!
潜在的危険性を指摘。
この表示の注意事項を守らないと、死亡や大けがなどの人身事故に
つながることがあります。
注意
!
潜在的危険性を指摘。 この表示の注意事項を守らないと、 けがをした
り製品や周辺環境に損害をあたえる可能性があります。 また、 不適切
な使用に対する警告としても使用されます。
注記
i
i
製品の使用に関する付加情報です。
2
製品説明
2.1
製品概要
2.1.1 ケース
1
2
3
4
6
1
ケース上部
2
開封具およびシール
3
ケース下部
4
締め付けバンド
5
湿度インジケータ付のぞき窓 (オプションで温度インジケータもあり)
6
ショルダーストラップ
(酸素自己救命器をベルトに装着するためのベルト通しは図示されませ
ん)
7
摩耗防止用ラバーケース (オプション)
8
ラベル
128
5
7
8
00100133.eps
2.1.2 マウスピースおよびノーズクリップ付の機能ユニット
10
9
18
9
マウスピース
10 ヘッドハーネス (下部)
11 ノーズクリップ
12 熱交換器
13 呼吸用ホース
14 スターター
15 呼吸袋
16 KO
カートリッジ
2
17 保護ゴーグル
18 チェストストラップ
2.2
機能の説明
Dräger Oxy 3000/6000 MK III は、閉鎖循環式の酸素自己救命器です。周囲の空
気から独立しています。呼気は化学的に結合された酸素を元に再処理されま
す。酸素発生源は超酸化カリウムです (KO
Dräger Oxy 3000 MK III の公称持続時間は 30 分です。Dräger Oxy 6000 MK II
の公称持続時間は 60 分です。ただし持続時間は、使用者の呼吸量によって異
なります。
日常的に携行する場合、酸素自己救命器は、肩に掛けるかベルトに装着しま
す。所定の場所に壁掛けで保管することも可能です。
2.3
使用目的
酸素自己救命器は、煙や有毒ガスが存在する区域や酸素が不足する区域から避
難する際に、非常用呼吸用保護具として使用します。
2.4
使用上の制限事項
大気圧よりも気圧が高い区域で、酸素自己救命器を使用しないでください。
酸素自己救命器は、温度等級が T1 および T2、T3、T4 である区域での使用に
のみ適します (ドイツの指針 「VDE 0171」または国際標準 「IEC 60079」を
参照) 。スターター付近の酸素自己救命器の最大表面温度は 135 °C 未満です。
酸素自己救命器にはマウスピースと保護ゴーグルが付属しているため、入れ歯
や眼鏡を装着している場合は、条件付きでのみ使用可能です。適性はトレーニ
ング装置で確認できます。
2.5
認証
酸素自己救命器は以下に基づいて認証されています:
DIN EN 13 794:2002
(EU) 2016/425
MDG 3609:2010
適合宣言書:www.draeger.com/product-certificates を参照
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00200133.eps
、K タイプの酸素自己救命器) 。
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Dräger Oxy 3000/6000 MK III