調整のしかた
■ホワイトバランス調整
白い被写体を画面 50 % 以上に映してからホワイトバランスを調整してください。
注) 白 の信号レベルが 100 % 以上、50 % 以下の場合は正常にホワイトバランス調整
が機能しない場合があります。
■色温度とホワイトバランス調整 (参考)
炭素を燃焼させると、温度によって違った
光を発します。様々な自然光は、炭素を燃
焼させたときに発する光を標準として、色
温度で表します。
色温度 3,200K (K= ケルビン、–273 ℃は
絶 対 温 度 0K に 相 当 )の 光 は、 炭 素 を
3,200K (2,927 ℃) で燃焼させた光と同じ
値. ( 色) のものです。種々の光源の色温度を
図 に 示 し ま す。 ス タ ジ オ 照 明 は 色 温 度
3,000K 程度の白熱電球が使われており、
白い被写体の色温度は 3,000K 近くになり
ます。また、屋外の白い被写体は 6,500K
程度の色温度を持っており、これをカラー
カメラで撮影した場合に前者は、黄色っぽ
く、後者は、青っぽくなります。しかし、
人間の目には光に対して順応性が働くため、
色温度が変化してもそこから受ける色彩の
変化は感じません。
カラーカメラは色温度の違いを忠実に再現するため、人間の目で見た場合とは違った色
の映像になることになります。
こうした色温度の差を補正するために、ホワイトバランスの調整を行うことが必要にな
ってきます。
ご注意
屋外での色温度は気象条件によって変わります。
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