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操作方法 (図 A
B 参照)
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本メジャーリングのセンサー上部 6 により、探知方向
z の最大深さ( 『仕様』参照)までの探知をおこなうこ
とができます。壁の材質と異なる材質を持つ埋設物が
感知されます。
測定面上でメジャーリングツールをまっすぐに移動さ
せてください。この際、メジャーリングツールを押さ
える力を一定に保ち、表面から離さないようにしてく
ださい。 探知中は 接触パッド 5 が探知表面に常時接触
しているようにしてください。
測定手順
スイッチ投入後、リング 1 が緑色に点灯します。
メジャーリングツールを探知したい表面にあて、 x 方
向と y 方向に移動させてください。メジャーリング
ツールが物体に近づくと、メインスケール h の目盛が
増加し、リング 1 が黄色に点灯します。物体から離れ
ると、メモリが減少します。メジャーリングツールが
物体の上にある場合、メインスケール h の目盛は最大
となり、リング 1 が赤色に点灯するとともに、信号音
が鳴ります。物体が小さい場合、または深い位置にあ
る場合には、リング 1 が引き続き黄色に点灯し、信号
音が鳴らない場合もあります。
物体の幅が広い場合、物体の一部のみがライトリン
グで表示され、信号音が鳴ります。
メジャーリングツールのセンサー中央で物体が検知さ
れると、微細スケール i が起動します。
物体の位置を正確に探知するには、メジャーリング
ツールを探知表面上で繰り返し往復移動させてくださ
い(3 回) 。
微細スケール i の目盛は、物体が完全にセンサー中央
にある場合に最大となります。このさい、メインス
ケール h の表示内容とは無関係となります。
非常に小さな、または深い位置にある物体を探知する
際にメインスケール h の目盛が少ししか表示されない
場合、メジャーリングツールを物体の上で水平(x 方
向)および垂直(y 方向)に繰り返し移動させてくだ
さい。この際、微細スケール i の目盛を観察してくだ
さい。
壁面へ穴あけ、切断およびフライスなどの作業をお
こなう場合には、必ず他の情報源で危険の有無確認
をおこなってください。 測定結果は周囲環境や壁面
施工状態の影響を受けることから、センサー領域に
物体が表示されなくても(信号音が鳴らず、ライト
リング 1 が緑色に点灯していても)何らかの危険が
生じる可能性があります。
金属
探知された物体が金属(鉄など)である場合、ディス
プレイ 3 上にサイン d が表示されます。非鉄金属であ
る場合にはサイン c が表示されます。金属の種類を区
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別する際には、探知された物体上にメジャーリング
ツールが位置していることが必要です(リング 1 が赤
に点灯し、微細スケール i の目盛が最大の状態) 。
備考: 探知面に鉄筋網や鉄筋が埋設されている場合、
全域でメインスケール h の目盛が表示されます。鉄筋
網の場合には、鉄筋上を移動した際にディスプレイ上
に鉄金属サイン d が表示され、鉄筋と鉄筋の間では非
鉄金属サイン c が表示されます。
電線
通電線が探知されると、ディスプレイ 3 上にインジ
ケーター e が表示されます。通電線の位置をさらに正
確に探知するには、メジャーリングツールを探知表面
上で繰り返し移動させてください。同じ領域を複数回
にわたって移動させることにより、電圧線の位置を正
確に表示することが可能となります。メジャーリング
ツールが電線に非常に近い位置にある場合、ライトリ
ング 1 は速い速度で赤色に点滅し、速いテンポで信号
音が鳴ります。
注記:
– 通電線を探知する際には、電力を消費している機器
(照明、装置など)を接続してスイッチを入れると、
探知しやすくなります。
– 一定の条件下(金属表面、または水気の高い表面な
ど)では、電線の探知性能が低下することがありま
す。 通電線の信号強度はケーブル線の位置にも依存
します。 付近での探知作業をさらに実施するか、他
の情報源を利用し、通電線の有無を確認してくださ
い。
– 通電していない電線は金属物体として探知すること
ができます。 (単線の場合とは異なり、 )撚線は金属
として表示されません。
– 静電気が生じていると、広い領域で検知表示される
など、電線の探知性能が低下することがあります。
空いた手をメジャーリングツールの横の壁上にあて
ると静電気が除去され、探知性能が向上します。
操作上の留意点
一定の条件下や材料(水分、金属系建材、アルミ断
熱材など)によっては、探知結果に影響することが
あります。 ここでいう周囲条件とは、磁界。電磁界
を発生する機器や水分、金属系建材、アルミ断熱
材、導電性をもつ壁紙やタイルの付近でメジャーリ
ングツールを使用する場合をさします。 このため、
壁、天井および床に対して穴あけ、切断およびフラ
イスなどの各作業をおこなう場合には、事前に設計
図など他の情報源で必ず確認をおこなってくださ
い。
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