センサの清掃
化学的な危険性。化学物質を使用する場合は、材料安全データ シートに従った人体安全保護着を必ず使用してく
ださい。
センサを定期的に点検して、汚れや沈殿物がないことを確認してください。沈殿物がある場合、また
は性能が低下した場合は、センサを清掃してください。
準備: ラノリンと研磨剤が含まれていない食器用洗剤を少量加えた薄い石鹸水を用意します。ラノリ
ンは電極面の膜を剥がす作用があるため、センサの性能を低下させます。
1. 試料の注入を停止します。
2. 固定ナットを緩めて、pH センサをフローセルから取り外します。
3. センサを清浄な温流水ですすぎます。汚れが落ちない場合は、柔らかいきれいな布でセンサの測
定端全体を注意して拭いて、浮き上がっている付着物を取り除き、精製水ですすぎます。
4. センサをせっけん液に 2、3 分浸漬します。
5. 柔らかい毛のブラシを使用してセンサの測定端全体をこすり、電極とを完全に清掃します。
6. 表面に汚れが残っている場合は、センサの測定端を塩酸 (またはその他の希酸) などの希酸に最大
5 分間浸します。
注 : 酸は可能な限り希釈し、 必ず 3% HCL 以下であるようにします。使用する酸の種類と希釈率については、 経
験により判断します。頑固な被覆の場合は、別の洗浄剤が必要になることがあります。技術サポートにお問い
合わせください .
7. センサを水ですすぎ、石鹸水に 2 ~ 3 分間浸して残留している酸を中性化します。
8. 精製水でセンサをすすぎます。
9. 基準液を使用して、ビーカー内でセンサを校正します。
10. pH センサをフローセルに取り付けて、固定ナットを締め付けます。
トラブルシューティング
センサのテスト
準備: 2 つの pH 緩衝液 (pH 7 と pH 4 または pH 10) とマルチメーター。
注 : 校正結果が不合格の場合は、センサを清掃し、再度校正してください。センサのテストは、メンテナンスによっ
て問題を解決できない場合だけ実施してください。
1. センサを pH 7 緩衝液に入れて、センサと緩衝液の温度が室温に達するまで待ちます。
2. ゲートウエイから赤と白の配線を外します。
3. 白と赤の配線間の抵抗を測定し、温度素子の動作を確認します。抵抗は約 0°C で 1000 Ω、45°C
で 1176Ω でなければなりません。
温度素子が良好な場合は、配線をゲートウエイに接続します。
4. [MENU (メニュー)] キーを押して、[Sensor Setup (センサ設定)]、Diag/Test (診断/テスト)]、
[Signals (信号)] を選択します。pH の読み取り値が -50 ~ +50mV でなければなりません。
5. センサを水ですすぎ、 pH 4 または pH 10 緩衝液に入れます。センサと緩衝液の温度が室温に達す
るまで待ちます。
6. pH 4 または pH 10 緩衝液の mV の読み取り値と、 pH 7 緩衝液の mV の読み取り値を比較します。
読み取り値の差が約 160mV でなければなりません。
差が 160 mV 未満の場合は、技術サポートにお問い合わせください。
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