Part no
6159948693
Issue no
3
Series no
A
Date
2015-07
Page
122
使用荷重を一時的に止め、ケーブルをわずかに外に出して
鉄ピンをロック装置から引き抜き、ケーブルドラムを稼動させま
す。
A
このとき、ケーブルの固定が適切に行われていないと、荷重がか
かって結合が壊れ、損傷の原因となる恐れがあります。
使用荷重を一時的に止め、まず固定ピンを押してから必要に応
じて右または左に90°回転させてピンがもとのポジションに戻る
ところまでアンロードして、ケーブルドラムを稼動させます。
スプリング破損保護機能のあるスプリングアセンブリの交
換
(A)取り外し:
ケーブルをすべて引き込んでから、荷重を取り外します。スプ
リングが破損している場合、「ケーブルの交換」で記述したとお
り、ケーブルドラムをロックしてください。バランサーをサスペン
ションから外します。
以下の手順でスプリングの張力をリリースしてください:循環
ねじ(9)にサイズ19のソケットスパナを合わせ、ケーブルの引き
込みがなくなるまで、「-」符号の向きにスパナを回します。スプリ
ング破損保護機能によってケーブルドラムをブロックします。
A
スプリングが破損しますので、緩めすぎないようにしてください!
ハウジングカバーとケーブルドラムカバーのねじを緩め、ドラム
からスプリングアセンブリを取り外します。スプリングアセンブリが
2つあるモデルについて:ここで上スプリングを取り外します。下
スプリングアセンブリに残留張力がまだある場合、循環ねじ(9)
を「-」の向きに回してねじを完全にアンロードします。その後、下
スプリングアセンブリを同様にドラムから外します。
A
スプリング破損があると大きな力がリリースされ、結果的にスプリ
ング破損保護機能が始動するため、スプリング破損があってスプ
リングアセンブリを交換する場合、ハウジング、ケーブル、ケーブ
ルドラムについても損傷のチェックを行い、損傷が見つかれば同
様に交換してください。
破損したスプリングを新しいスプリングアセンブリと交換してくだ
さい。強度の異なるスプリングが使われていれば、それに応じて
銘板の型式と荷重範囲の詳細を変更しなければなりません。
(B)再組み立て/再設置:
スプリングアセンブリを挿入したときにスプリングアセンブリラ
ベルが見えるようにしなければなりません。
スプリングが破損したとき:ドラムロックをアンロックし(「ケーブ
ルの取り替え」の記述を参照してください)、ケーブルストップバッ
ファがハウジングの口にくるまでケーブルドラムを回してケーブ
ルを巻き上げます。スプリングアセンブリをケーブルドラム内に挿
入し、ケーブル破損保護機能の外レバーをスプリングアセンブリ
に押圧します。
適切に機能させるためには、外スプリングサスペンションがド
ラムスロットと噛み合い、内スプリングサスペンションがシャフトの
溝と噛み合わなければなりません。必要に応じて、循環ねじ(9)
でシャフトを少し回して、スプリングサスペンションをシャフト溝に
滑り込ませてください。初めにケーブルドラムカバーを定位置に
ねじ止めし、次に、新しい歯付座金を使ってハウジングカバーを
ねじ止めしてください。ウォームギアのカバーディスクを合わせ、
定位置にねじ止めしてください。
スプリングの引張り:最大初期張力(プレロード)を設定するに
は、循環ねじ(ウォーム)を「+」の向きに回して、シャフトを「X」回
転させます。
JP
615 805 028 0
= 4 1/4
615 805 029 0
= 5 1/4
615 805 030 0
= 3 1/2
615 805 031 0
= 3 1/4
615 805 032 0
= 3 1/2
615 805 033 0
= 3 1/2
615 805 034 0
= 3
615 805 035 0
= 3
「設置」で記述されているようにバランサーを設置し、「作業荷重
の調整」で記述されているように荷重を調整してください。
A
スプリングアセンブリは決して開かないでください!こわれたスプ
リングは適切に廃棄してください。
ハウジングの交換
(C)取り外し/分解:
以下の手順でスプリングの張力をリリースしてください:循環
ねじ(9)にサイズ19のソケットスパナを合わせ、ケーブルの引き
込みがなくなるまで、「-」符号の向きにスパナを回します。ここで
スプリング破損保護機能によってケーブルドラムがブロックされ
ます。スプリングの破損を防ぐため、スプリングを緩ませすぎない
ようにしてください。ウォームホィールのカバーディスクのねじを
緩め、ディスクを取り外してください。
ハウジングカバーのねじを緩めてください。特殊ペンチを使っ
てウォームホィールのサークリップを取り外してください。シャフト
内にあるフェザーキーに注意して、スプリングやシャフトとともに
ケーブルドラムをハウジングから引き出します。必要に応じて、プ
ラスチック面のあるハンマーを使ってシャフトをウォームホィール
に通します。ハウジングとケーブルドラムの間にある真鍮ワッシャ
を適宜シャフトに戻します。ケーブルドラムからケーブルを引き
出し、取り外し、ハウジングから出します。サスペンションを取り外
してください(「サスペンションの交換」を参照してください)。
(D)再組み立て/再設置:
サスペンションを新しいハウジングに取り付けてください(「サ
スペンションの交換」を参照してください)。ウィームホィールをハ
ウジング内に挿入してから、シャフトや真鍮ワッシャとともにケー
ブルドラムも挿入し、シャフトをウォームホィールに通します(これ
により、フェザーキーがウォームホィールに対して正しく位置決
めされます。必要に応じてウォームホィールを回転させます)。
シャフトのリング溝が見えるようにしておかなければなりません。
特殊ペンチを使ってサークリップをシャフトのリング溝に挿入して
ください。
循環ねじを「+」の向きに回し、ハウジングスロット内でケーブ
ル接続が見えるようになるまでケーブルドラムを回します。ハウジ
ングの口にケーブルを通し、「ケーブルの交換」で記述されたと
おりに設置してください。(サイズ19のソケットスパナを使って)循
環ねじを「+」の向きに回してケーブルを巻き上げてください。ケー
ブルが溝内で正しく巻き上げられているか確認してください!ス
プリングを引張り、「スプリングアセンブリの交換」で記述されてい
るとおり荷重を調整してください-(B)を参照してください。
ケーブルドラムの交換
「ハウジングの交換」で記述されているとおりバランサーを分解し
てください-(C)を参照してください。ただし、ハウジングからサ
スペンションを取り外す必要はありません。新しいケーブルドラム
の設置:ボールベアリングがドラムからはみ出さないよう注意しな
がら、カバーのねじを緩め、シャフトをケーブルドラムに挿入して
ください。
真鍮ワッシャをシャフトに取り付け、ウォームホィールをハウジ
ング内に設置します。シャフトや真鍮ワッシャとともにケーブルド
ラムをハウジング内に入れ、シャフトをウォームホィールに通しま
す。フェザーキーは溝と噛み合わなければなりません。必要に