4. 設置と運転操作
4.1 装置の設置および接続
1. ブラスト室内のすべての部品を取り出して下さ
い。
2. 設置場所を決めて下さい。(壁掛け設置か、テー
ブル上設置) 壁掛け設置 壁掛け設置用に、ドリ
ル穿孔のテンプレートと、ヘビーロードプラグが
付属しています。フックを確実に壁に取り付けて
下さい。装置を掛ける前に、次項3.から5.までの
配線、配管を行って下さい。次に、 壁のフック
に装置背面の引っ掛け穴を掛けて下さい。 テー
ブル上設置 段差の無いテーブル上に床と水平に
なるように設置して下さい。
3. エアー供給(コンプレッサー等)とサンドブラス
ターを付属のエアー接続ホース(青色ホース)と
接続パーツセットで接続して下さい(写真1 - 7
)。エアーホースは下り曲がらないように注意し
て下さい(写真8)。 フットスイッチとサンドブ
ラスターを接続して下さい(写真9)。
4. 付属の電源コードで装置とコンセントを接続して
下さい(写真 10 - 11)。
(電圧がラベルの定格に合っているか必ず確認
して下さい!)
5. 集塵ホースを装置背面のコネクターに差し込んで
下さい(写真12)。専用集塵装置をこの装置に
使用する場合、集塵装置の電源コードを付属のア
ダプターケーブルで装置背面のコンセントに接続
して下さい(写真 13-A)。集塵装置は連続運転
モードに合わせて下さい。
複数のサンドブラスターを接続する場合には、
集塵装置用の最大接続電力1200Wに注意して下さ
い!
これで、集塵装置は、サンドブラスターによっ
て制御されます。
6. ブラストバスケットを本体チャンバー内モーター
フランジ に押し込んで、取り付けて下さい
(写真14)。 6角ゴムマットがブラストバスケッ
トに装着されているか確認して下さい
(写真16)。
7. ブラストノズルから運搬保護用バンドを取り外し
て下さい(写真 15-A)。
8. 装置に約5 kg の任意のブラスト研磨剤を入れま
す。ごく簡単に、ブラスト室に流し込んで下さい
(写真17)。
注意:最大で500 µm [32 mesh] までの粒径
を使用して下さい!
粒子サイズが250 μm以上(例えば、500 μm)
以上の研磨材を使用する場合、極めて高レベ
ルの摩損を予測しなければなりません。
9. ガラスプレートを再び閉じて下さい。装置は、閉
まった状態でのみ運転が可能です。
10. 希望のブラスト圧を圧力計で確認して(写真
18-B)、 圧力調整ノブ(写真 18-A)で調整して
下さい。ブラスト圧の変更は、停止位置からノブ
を引き上げて行って下さい。設定後はノブを押し
込んで下さい。ロックがかかります。
11. 装置の運転準備が整いました。
12. エアーで作動する装置(エアーノズル、ファイン
サンドブラスター、エアーチゼルなど)をブラス
ト室内で使用することが可能です(写真19)。
それらは、クイックジョイント(写真 20-B)に
接続できます。
JA
5. 操作
5.1 操作パネルの説明(写真18)
• オン・オフ スイッチ - 選択ボタン(G)
• 選択スイッチ - マニュアルモード/ オートマ
ティックモード(E)
• オートマティックモード時、ブラスト時間設定
- 選択ボタン 1~60 分間 (C)
• 集塵装置のマニュアル オン・オフ スイッチ
- 選択ボタン(F)
• 集塵装置のフォローアップ運転時間設定 - 回
転スイッチ(写真21)
• ブラスト圧の調整 - 回転スイッチ(A) 1~6
bar [14,5 - 87 psi]
• オートマティックモード、スタートボタン -
選択ボタン(H)
• オートマティックモード、ストップボタン -
選択ボタン(J)
• オートマティックモード、一時停止ボタン -
選択ボタン(I)
5.2 オートマティックモード動作
1. 回転バスケットにブラストする技工物を入れ、希
望のブラスト圧に圧力調整ノブ(写真 18-A)で
調整して下さい。ブラストノズル(写真 15-A)
をホルダーに取り付けて下さい。
2. ボタン(写真 18-G)を押し
て、装置のスイッチを入れて
下さい。 その状態が、オート
マティックモードで、LED表
示画面に時間が示されていま
す。
3. 時間は、ボタン(写真 18-C)を操作すること
で、1~60分間の範囲で設定できます。その値は
装置にメモリーされます。
4. 「START」 で バリオジェッ
ト は自動でのサンドブラスト
運転が始まります。バスケッ
トが回転し、集塵装置が稼動
し、設定した時間が経過した
後、運転はストップします。
時間表示にドットが点滅します。
5. サンドブラスト運転は、
「HOLD」 (写真 18-I)で一
時停止できます。残り時間は
点滅表示されます。再スター
トすれば、残り時間だけ運転
されます。一時停止中に、フ
ットスイッチでマニュアルで作業することも可能
です。
6. 「STOP」 (写真 18-J)ボタンで、運転停止し
ます。作業を一時的に、もしくは完全に停止した
い場合、このボタンで自由に停止できます。その
場合、装置は設定してある時間の最初からのスタ
ートとなります。
作業上のヒントおよび指示 :
• サンドブラストする前に、鋳造物をある程
度、掘り出しておくことで、ブラスト時間を
短縮できます。
• スプルーをカットしておけば、ブラスト効果
が50 %アップします。
• 鋳造物を1個だけブラストしたい場合、鋳造し
たメタルの押し湯部分を加えて運転すれば、
鋳造物の回転が促進されます。
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