7. 上 部 調 節 ダ イ ヤ ル を 時 計 回 り に 回 し て ダ イ ナ ミ ッ ク フ ォ ー ス コ
ン ト ロ ー ル シ ス テ ム ス ト ラ ッ プ を 規 定 の 位 置 ま で 締 め 付 け ま す
( 図 3)。 医療専門家は患者の痛みが和らぐフィードバックを基にして最
適な免荷度を決める必要があります。 一度、調節ダイヤルを「5」に設
定し、その時に痛みが最大限軽減されているように設定されている必要
があります。 ふくらはぎの DFS 負荷力を増加させるには、下部調節ダ
イヤルを時計回りに回します。
8. 座位で脚を完全に伸ばしても、装具が脚に正しく位置しているかを確認
します ( 図 4)。
9. ストラップパッドは、膝窩の部分で歯止め無しの DFS ストラップに交
差しているストラップの下に位置し、皺が寄っていないことを確認しま
す。 クイックフィットバックルは開いておく必要があり、それにより
ストラップが緩まり、歯止め無しの DFS ストラップにストラップパッ
ドの位置を合わせられるようになります。 調節歯止め付の上部 DFS ス
トラップを取り外し、 ストラップパッドにストラップを通します ( 図 5)。
10. 患者が免荷度を強く、または弱くするよう要求する場合、上部 DFS ス
トラップ、つまりダイナミックフォースコントロールシステムの張力を
調整し、更に / あるいは大腿クイックフィットバックルの長さを調節す
ることにより下部 DFS ストラップを調節します。
11. ダイナミックフォースコントロールシステムを最大に締めた状態で、患
者がさらに痛みの軽減を要求する場合、下部クイックフィットバックル
で DFS ストラップを短くする必要があります。
12. ストラップがシェルから誤って外れないようにしたい場合、キーホール
ロックを下腿と大腿シェルに挿入できます ( 図 6)。
注 : ストラップの張力が快適であるかを確認するために、患者に数分間装具を
装着させてください。
装具の取り外し
1. 膝が 90 度屈曲した状態で座ります。
2. 調節ダイヤルを反時計回りに回して上部 DFS ストラップの張力を緩め、
「0」の設定に調節し直します ( 図 7)。
3. 上部および下部クイックフィットバックルを開きます。
4. 鍵穴からクイックフィットバックルを取り外します
5. 脚から装具を取り外します。
1 回限りのストラップ長さ調整(オプション)
1. アリゲータクリップを外し、ストラップを必要な長さに切ります。 ア
リゲータクリップは、クイックフィットバックルの傍に配置し、膝窩部
から離れるようにする必要があります ( 図 5)。
2. すべてのストラップで同じ手順を繰り返します。
関節可動域(ROM)の調整
本装具には、 0 度の伸展ストップがセットされた状態で出荷されています。
さらに 5 度、 10 度、 15 度、 30 度での伸展ストップも付属しています。 90 度の
屈曲ストップも付属しています。
注 : 最適な矯正力は完全伸展状態にて設定されます。患者が伸展ストップの変
更を必要とし、更なる免荷を必要とする場合、必ず DFS ストラップの張力を
再調整してください。
関節可動域の変更方法
1. 顆部パッドをヒンジから剥がし、ネジが見えるようにします。
2. 留めネジを取り外します。
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