6.3
エンジンをオフにする
警告
負傷の危険。 回転しているカットオフホイールが破損すること、および/または母材が予期せず飛散するこ
とがあります。
▶ カットオフホイールを置く前に、カットオフホイールを停止状態にしてください。
1. スロットルレバーを放します。
2. オン/オフスイッチを「停止」位置にします。
▶ エンジンが停止します。
6.4
切断テクニック 9,
ガソリン式切断ソーが図示した領域で母材と接触すると、反動の危険があります。
本製品の取り扱いが正しくないと、反動が生じます。反動の発生を防止するため、安全上の注意および以下
に挙げる取扱注意事項を遵守してください。
▶ 先端工具が図示した領域で母材と接触するのを避けてください。
▶ 切断を開始する前にガソリン式切断ソーを最高回転数にします。
▶ 本製品に力を加えながら先端工具を徐々に母材に挿入します。
▶ 加工する母材に合った適度な送りで作業してください。
作業の進行が遅い場合、 ダイヤモンドセグメントの切れ味が鈍くなっていることがあります。その
ようなダイヤモンドセグメントは、研磨材(Hilti シャープニングプレートまたは研磨用レンガ)
を切断することにより、切れ味を回復させることができます。
▶ ガソリン式切断ソーは均等に送り、カッティングディスクに横方向の力を加えないでください。
▶ ガソリン式切断ソーは、常に両手でグリップを掴んでしっかりと保持してください。グリップ表面は乾
燥させ、清潔に保ち、オイルやグリスで汚さないようにしてください。
▶ 作業領域、および特に切断方向に人がいないことを確認してください。作業場から約 15 m の範囲内に
関係者以外の人を立ち入らせないでください。
6.5
ブロックを防止する
カッティングディスクがブロックすると、本製品に作業者から離れようとする力が発生します。
注意
破損の危険あるいは反動の危険。 カットオフホイールに過負荷がかかると歪みが発生します。切断時にカッ
トオフホイールが噛むと、カットオフホイールの反動または破損の可能性が高まります。
▶ カットオフホイールが噛まないようにしてください。また切断時の過度な押圧を避けてください。
▶ すぐに切り込み深さを過度に深くしようとしないでください。
▶ 厚い作業材料はできるだけ何回かの作業に分けて切断してください。
▶ 常に一度に一つの作業材料のみを切断するようにしてください。
▶ プレートまたは大型作業材料は、切断中および切断後に切り口が開いた状態になるように支持してくだ
さい。
6.6
反動を防止する
9
反動は、回転するカッティングディスクが引っかかったりブロックされたりすることに起因する突然の反応
です。先端工具が噛んだりブロックされたりすると、回転している先端工具が突然停止します。これにより
本製品は、ブロックが生じた位置において先端工具の回転方向と反対の方向に加速されます。
例えば、カッティングディスクが作業材料の中で噛んだりブロックされたりすると、作業材料に入り込んだ
カッティングディスクの縁部が引っかかって破損したり、反動が起きたりすることがあります。その際は、
カッティングディスクが作業者の方向やその逆方向に動きます。カッティングディスクの噛み込みが深いほ
ど、反動が発生する可能性が高くなります。カッティングディスクが破損することもあります。
本製品の取り扱いが正しくないと、反動が生じます。反動は、以下に示すような適切な安全措置を取ること
で防止することができます。床面方向への切断では、カッティングディスクが噛むと本製品が意図せず前方
へと跳ね返る危険があります。壁面などへの垂直方向の切断では、カッティングディスクが噛むと本製品が
意図せず上方へと跳ね返る危険があります。
▶ カッティングディスクは、スロットルレバーを押した状態で常に上方から作業材料へ接触させてくださ
い。
▶ カッティングディスクは、回転ポイント下部の 1 つの位置のみで作業材料と接触するようにします。
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