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– 壁面 A にマーキングされた 2 点(点 I および III)
の位置の差 d がメジャーリングツールの前後軸に
おける実際の高さ誤差となります。
測定距離 2 x 20 m = 40 m の場合の最大許容誤差
は、40 m x ±0.3 mm/m = ±12 mm です。
つまり、点 I と III の差 d は、12 mm 以下であるこ
とが必要です。
操作上の留意点
必ずレーザードットまたはレーザーラインの中心
をマーキングしてください。 レーザードットの大
きさまたはレーザーラインの幅は測定距離に応じ
て異なります。
三脚を使用した作業 (アクセサリー)
三脚を使用すると、メジャーリングツールの高さ調
整が可能となるとともに安定した測定が可能となり
ます。メジャーリングツールの 1/4" 三脚取付部 7
を三脚 16 または市販のカメラ用三脚のネジ上に取
り付けてください。市販の測量用三脚を使用する場
合には、5/8" 三脚取付部 6 を使用してください。
三脚の固定ネジでメジャーリングツールをしっかり
と固定してください。
メジャーリングツールのスイッチを入れる前に、三
脚の位置を大まかに調整してください。
汎用ホルダーへの取り付け (アクセサリー)
汎用ホルダー 15 によって、垂直面、筒、磁性体な
どへのメジャーリングツールの固定が可能となりま
す。汎用ホルダーは床用三脚にも適しています。こ
れによってメジャーリングツールの高さ調整が容易
に行なえるようになります。
メジャーリングツールのスイッチを入れる前に、汎
用ホルダー 15 の位置を大まかに調整してください。
メジャーリングプレートを使用しての作業
(アクセサリー) (図 A – B 参照)
メジャーリングプレート 14 の使用により、床上へ
のレーザーマーキングおよび壁面でのレーザー高測
定が可能となります。
標尺に表示された 0 領域および目盛りを利用して、
任意の高さとの誤差を測定したり別の位置へマーキ
ングしたりする作業がおこなえます。 これにより、
必要とされる高さへメジャーリングツールを正確に
調整する手間をはぶけます。
レーザー光の可視性を高めるため、メジャーリング
プレート 14 の表面には反射コーティングがなされ
ています。このため、遠い位置や太陽光照射の強い
場所からでも視認しやすくなっています。明暗強度
はレーザー光に沿ってメジャーリングプレートを見
た場合にのみ認識できます。
Bosch Power Tools
ターゲットパネルを使用しての作業
ターゲットパネル 13 の使用によって、測定に不利
な環境や測定距離が遠い場合にもレーザー光が見え
やすくなります。
レーザーターゲット 13 の半分は反射体となってい
ることから、レーザーラインが見えやすくなりま
す。また、他の半分は透明となっていますので、後
方からでもレーザーラインを確認することができま
す。
レーザーメガネ (アクセサリー)
レーザーメガネには偏光フィルターが装備されてい
ます。 これにより、レーザー光のもつ赤い光に対す
る視認性が高まります。
レーザーメガネを保護メガネとして使用しないで
ください。 レーザーメガネはレーザー光の視認を
助けるものであり、レーザー光から目を保護する
ものではありません。
レーザーメガネをサングラスとして使用したり、
道路交通上で着用したりしないでください。 レー
ザーメガネでは紫外線からの完全な保護はおこな
えません。 また、レーザーメガネは色の認識力を
低下させます。
応用例 (図 C – F 参照)
メジャーリングツールの用途例はイラストページに
記載されています。
メジャーリングツールは必ず測定面または測定角の
近くに設置し、測定作業を開始する前に必ずセルフ
レべリングさせてください。
レーザービームまたはレーザーラインと測定面また
は測定角の間の距離を測る際には、必ず(メジャー
リングプレー 14 などを使用して)最も離れた 2 点
間の距離を計測してください。
保守とサービス
保守と清掃
メジャーリングツールを保管・運搬する際には、必
ずツールを付属のキャリングケースに収納してくだ
さい。
メジャーリングツールはきれいな状態を保ってくだ
さい。
メジャーリングツールを水中やその他の液体中に入
れないでください。
汚れは湿ったやわらかい布で拭き取ってください。
洗浄剤や溶剤のご使用はお避けください。
レーザー光の発光口を特に定期的に掃除し、綿くず
等が残らないように注意してください。
修理のためにメジャーリングツールをご送付になる
際には、必ずツールをキャリングケースに収納して
ください。
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