洗浄が実行されると、測定セルから再活性化溶液、グラブサンプル、または校正標準が除去されま
す。分析装置では、測定が安定するまで、測定する次のチャンネルの試料で測定セルを洗浄します。
1. [menu] を押して、 SETUP SYSTEM (システムの設定) > CONFIGURE ANALYZER (分析装置の設
定) > RINSE (洗浄) > MAX RINSE TIME (最大すすぎ時間) を選択します。
2. 洗浄時間 (10 〜 100 分) を入力します。推奨設定は 45 分 (デフォルト) です。
4.5 試料のターゲット pH の設定 (陽イオンポンプ非搭載の分析装置)
注 : この作業は、 オプションの陽イオンポンプを搭載していない分析装置にのみ適用されます。陽イオンポンプを確
認するには、設置説明書の「製品の概要」を参照してください。
測定前に、分析装置はイオン干渉を防止するイオン強度調整液を使用して、試料の pH を 10.7 〜
11.4 に上げます。分析装置は、 試料に添加されるイオン強度調整液の量を自動的に調整して、 試料の
pH を一定に維持します。
次のように、試料のターゲット pH を設定します。
1. [menu] を押して、 SETUP SYSTEM (システムの設定) > CONFIGURE ANALYZER (分析装置の設
定) > MEASUREMENT (測定) > PH TARGET (PH ターゲット) を選択します。
2. ターゲット pH を設定します (10.7 〜 11.4)。推奨設定は pH 11.2 (デフォルト) です。
4.6 試料のターゲット pH の設定 (陽イオンポンプ搭載の分析装置)
注 : この作業は、 オプションの陽イオンポンプを搭載している分析装置にのみ適用されます。陽イオンポンプを確認
するには、設置説明書の「製品の概要」を参照してください。
測定前に、分析装置はイオン干渉を防止するイオン強度調整液を使用して、試料の pH を 11.2 〜
11.4 に上げます。ガスとして添加されるイオン強度調整液と各チャンネルの試料の比率
(Tgas/Twater) を設定します。Tgas/Twater 比は無調整試料の pH がベースになります。
用意するもの: 測定セルの中央チャンバーに入れる校正済み pH センサ (または pH 試験紙)
次のように、各チャンネルの Tgas/Twater 比を設定します。
1. 分析装置に入れる前に、各チャンネルの試料の pH を確認します。
2. [menu] を押して、 SETUP SYSTEM (システムの設定) > CONFIGURE ANALYZER (分析装置の設
定) > MEASUREMENT (測定) > TGAS/TWATER を選択します。
3. チャンネルを一度に 1 つずつ選択します (例: TGAS/TWATER1 = チャンネル
する Tgas/Twater 値を入力します (デフォルト: 20 %)。
4. [home] を押します。
5. 分析装置を 1 時間作動させて安定させます。
6. 次のように、調整済み試料の pH が 11.2 〜 11.4 の間であるか確認します。
a. 測定セルの中央チャンバーからナトリウム電極を取り外します。ナトリウム電極を脱イオン
水に入れて湿らせます。
b. 測定セルの中央チャンバーに校正済みの pH センサ取り付けます。
c. 測定ステータスバーがディスプレイに表示されている間に、各チャンネルごとに試料の pH を
記録します。
d. 試料の pH が 11.2 ~ 11.4 の間にない場合は、 必要に応じてチャンネルの Tgas/Twater 設定を
高い (または低い) パーセンテージに設定します。次に、 1 時間作動させた後で、 もう一度ステ
ップ c を実行します。
e. Tgas/Twater を最大値に設定しても、試料の pH が 11.2 〜 11.4 の間にならない場合は、メン
テナンスマニュアルのトラブルシューティング一覧で「PH TOO LOW (PH 値が低すぎる)」を
参照して、問題を特定してください。
7. 各チャンネルの調整済み試料の pH が 11.2 〜 11.4 の間にある場合は、ナトリウム電極を測定セ
ルの中央チャンバーに戻してください。
1)。表 3
から該当
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