Bosch D-tect 120 Professional Manual Original página 189

OBJ_BUCH-2149-001.book Page 189 Wednesday, March 26, 2014 5:19 PM
操作方法（図 B 参照）
本機を用いてセンサー領域 14 の壁内部が探知方向
A に探査されます。対象物が壁の材質と区別して探
知されます。
本機を壁面上で動かす際には、持ち上げたり、押す
力を変えることなく、つねに少し押しながら行って
ください。本機を任意の方向 B に動かすことができ
ます。
探知モード
電源を入れるとただちに、様々な探知モードに切り
替えることができます。
探知モードを選択することで、本機を様々な壁の材
質に合わせて使用することができ、必要に応じて希
望しない対象物を探知しにくくすることができま
す。
壁の材質が認識されない場合、汎用モードで開始し
てください。
選択したモードは、照明付きボタンで確認できま
す。
汎用（既定）
｢汎用｣モードは、壁面での大抵の用途に
対応しています。金属対象物、水の入っ
たプラスチック管、電気配線およびケー
ブルが表示されます。壁の中の空洞部分
や、2 cm 径以下の空洞プラスチック管は
表示されないことがあります。最大探知
深さ 6 cm。
コンクリート
｢コンクリート｣モードは、鉄筋コンク
リートでの使用に特に適しています。鉄
筋、金属管、水の入ったプラスチック管、
電気配線およびケーブルが表示されます。
最大探知深さ 12 cm。
ドライウォール
｢石膏ボード｣モードは、ドライウォール
内（木、石膏など）の木材、鋼製下地材、
電気配線およびケーブルを探知するのに
適しています。水の入ったプラスチック
管も表示されます。空洞のプラスチック
管は基本的に探知されません。最大探知
深さ 6 cm。
測定手順
対象物を探知する
本機を探知対象面に当てます。
当てたときに対象物がすでに本機の下にあるときに
は、信号強度が十分なときに LED 2 が赤で点灯し、
探知表示 h が表示され、シグナル音が鳴ります。
Bosch Power Tools
本機を当てたときに対象物がまだ探知されない場合
には、ディスプレイに探知中の表示 j
れ、LED 2 が黄で点灯します。探知中の表示 j が消
えるまで、本機を壁面から離すことなく、面上で動
かします。対象物が探知されなかった領域では
LED 2 は緑で点灯します。
本機が対象物に近づくと、探知表示 h の振幅が大き
くなり、LED 2 が赤で点灯します。本機が対象物か
ら離れると、振幅が小さくなります。
対象物が小さかったり、 深い位置にある場合、 LED 2
はなお黄で点灯し、シグナル音が鳴らないことがあ
ります。
対象物の中心の特定
対象物が探知されると、LED 2 が赤で点灯し、信号
強度が十分なときに、対象物の中心を特定するため
のガイド矢印 k が表示されます。対象物の中心を的
確に特定するには、本機をガイド矢印 k の方向に動
かします。ガイド矢印が表示されない場合、対象物
がすぐ近くにある可能性があります。
対象物の中心上では探知表示 h が最大振幅で表示さ
れ、LED 2 が赤で点灯し、信号強度が十分なときに
センターマーク i が表示されます。対象物の中心を
さらに厳密に特定するには、信号強度が十分なとき
に、対象物の中心のすぐ近くでセンターマーク i に
加えて四角形が表示されることにご注意ください。
幅広の対象物が埋設されている場合、継続的に大き
な振幅の探知表示 h が確認されます。LED 2 が赤で
点灯します。
 つねに本機のすべての表示（LED、探知表示、ガ
イド矢印）に注意してください。
壁への穴あけ、切断、研磨を行う前に、さらにその
他の情報源により危険を防いでください。周辺環境
や壁面の状態が探知結果に影響することがあるた
め、センサー領域に対象物が表示されない場合でも
（シグナル音が鳴らず、LED 2 が緑で点灯） 、危険が
生じる可能性があります
電線
通電線が探知されると、ディスプレイ 3 にさらに表
示 a が表示されます。LED 2 が赤で点滅し、シ
グナル音が短く繰り返し鳴ります。
注記：
通電線はいずれの運転モードでも検知されます。
通電線を探知する際には、電力を消費している機器
（照明、装置など）を接続してスイッチを入れると、
探知しやすくなります。
一定の条件下（金属表面、または水気の高い表面な
ど）では、電線の探知性能が低下することがありま
す。 通電線の信号強度はケーブル線の位置にも依存
します。 付近での探知作業をさらに実施するか、他
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が現わ
2 609 141 143 | (26.3.14)