MFS-V2
14.3 メモリモジュール
プログラムの読み込み
メモリモジュールを使ってプログラミングすると、E ボックスの既存のプログラムは上書き
され二度と使用できなくなります。
1 メインスイッチで E ボックスのスイッチを切ります。
2 メモリモジュールをインターフェース X50 に差し込みます。
3 メインスイッチで E ボックスのスイッチを入れます。
プログラムが読み込まれます。
伝送に約 1 分 30 秒かかります。 データ伝送が無事終了すると、緑の状態表示 LED が点灯し
ます。
4 メインスイッチで E ボックスのスイッチを切ります。
5 メモリモジュールを抜きます。
6 メインスイッチで E ボックスのスイッチを入れます。
これで、プログラムが読み込まれ、 E ボックスと M ドライブは準備完了状態になりました。
14.4 手動操作装置
手動操作装置は、バス無しで運転する際にのみ使用してください。
本手動操作装置はワイヤ送給システム MFS-V2 用にのみ考案されたもので、段取運転中に
システムを手動で操作するために利用されます。
14.4.1 特徴
設定目標値のオフセット(ワイヤ速度) 0...10V
駆動 ストップ
インチング 前進(ワイヤを通す)
リセット(初期化)
ハードウェア入力の問合せ
ワイヤ速度の問合せ(オプションのワイヤ実際速度セン
ダが付いている場合のみ)
ヒータ制御(オプションのヒータ制御モジュールが付い
ている場合のみ)
表 13
特徴
14.4.2 手動操作装置を接続する
1 メインスイッチで E ボックスのスイッチを切ります。
2 手動操作装置の 9 ピン D-SUB コネクタをインターフェース X48 に接続します。
3 E ボックスのスイッチを入れます。
ディスプレイの表示
説明
Abicor-Binzel
ディスプレイにソフトウェアのバージョンと日付が短時間表示されます
手動操作装置
V1.0a 10.03.04
APD メインメニュー :
ディスプレイにメインメニューが表示されます
機能の選択
駆動 スタート
後進
インチング 後進(短時間、ワイヤ後進)
ガスバルブの開弁または閉弁
ハードウェア出力のセットまたはリセット
マスター&スレーブ軸のモータ電流の問合せ(平均値、
単位:A)
温度 +/-、実際温度
14 オプション
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