ECAS1からECAS3バルブへの交換
1
全般
JA
1.1
免責条項
本文書に記載されている情報の正確性、完全性、および最新性
に関して、弊社は一切の責任を負いません。全ての技術情報、
技術、図は本文書または関連文書が印刷された日に適用されて
いたものです。開発の結果、これらの内容は変更されることが
あります。
本文書の内容は、一般的な保証または特性の保証を約束するも
のではなく、またそのように解釈されてはなりません。弊社で
は、弊社側における意図や重過失にもとづくものでない限り、
またはその他の義務的規定もしくは法的規定に相反していない
限り、損害に関する責任を負いません。
ここに記載されている文章および図の使用、複製、配布の権利
は弊社に属します。これらの文章や図を使用、複製、配布する
場合には、弊社の許可が必要となります。
商標は、たとえそのようなものとして表示されていない場合に
も、商標権の対象となります。本文書の情報を使用したことに
よって法的な争いが生じた場合、国内法令に従ってこれを取り
扱うものとします。
ここで適用される法的文書の一部がその効力を失った場合、ま
たは完全な関連性を有しない場合にも、該当する法的文書の残
りの部分の効力は失われません。
1.2
使用中のシンボル
注意
– 行動措置
!
常時従うべき重要な指示、情報、アドバイス。
2
安全上の注意
全ての指示内容に従ってください
– 本文書をしっかりと読んでください。人的負傷、 物理的損
傷の発生を防ぐため、全ての指示、安全上の注意に従って
ください。WABCOでは、本文書に記載された事項に従った場
合にのみ、製品およびシステムの安全性、信頼性、および
性能を保証します。
– 車両上での作業は、研修を受け、相応の資格を取得した技
術士のみに許されます。
– 車両メーカーによる記述および指示内容に必ず従ってくだ
さい。
– 社内で定められた事故防止規定および国内法令に必ず従っ
てください。
安全な作業環境を確保するために
– 必要な個人保護具を着用してください。
– 仕事場はきちんと整理整頓しておいてください。
– 無関係者による車両への立ち入りは禁じられています。
22
危険な状況が生じる可能性を示し
ています
この安全上の指示に従わなかった
場合、軽度から中程度の怪我が生
じることがあります。
– 怪我の発生を防ぐため、この
注意に従ってください。
– 運転用材料(オイル、グリス等)を使用して作業する際に
は、メーカーによる情報と安全に関する情報に従った製品
をご使用ください。
ペダルを作動させると、不意に車両付近の人を負傷させること
があります。ペダルが作動しないように以下の措置を講じてく
ださい。
– トランスミッションを「ニュートラル」に入れ、パーキン
グブレーキをかけてください。
– 輪止めを使用して車両の転がりを防いでください。
– 車両上での作業が行なわれているため、ペダルを作動させ
てはならないことを示す注意標識をハンドル上に設置して
ください。
3
アダプターの使用
シングルブロック ECAS1 デバイス群は、次のECAS3デバイスお
よびアダプターと交換してください。
旧 ECAS1
新 ECAS3 + アダプター
472 900 050 0
472 880 065 0
472 900 059 0
4
ECAS1バルブの交換
4.1
準備作業
ECAS1バルブの交換作業を開始する前に、次の作業を実施して
ください。
– エアサスペンションの全ての圧力を抜いてください。
– リフティングアクスルが設置されている場合、これを下げ
てください。
– イグニッションスイッチをOFFにしてください。
– ECASのスタンバイ機能が設置されている場合、これを解除
してください。
4.2
取り外し
– 検査しやすいように、デバイスを取り外してください。こ
の段階ではまだケーブルやエアラインを外さないでくださ
い。
– ハウジング上のポート表に従って、エアラインにラベル表
示を行なってください。この作業は、後で新しいバルブに
正しいエアラインを接続するために必要となります。この
作業が終了したら、開口スパナ(サイズ27)を使用してエ
アラインを取り外すことができます。
– ECAS1バルブのソレノイドを制御するケーブルを確認してく
ださい。それぞれのソレノイドの番号はハウジング上に記
894 601 134 2 (1x)
894 601 162 2 (1x)
894 601 163 2 (1x)