3.ご使用上の制限
• ピペットコントローラは、以下のプラスチックを損傷する蒸気を出す液体の測定には使
用しないでください。:PP、SI、EPDM、POM
• ピペットコントローラは、爆発の危険性がある環境下で使用しないでください。
• 可燃性の液体、特に引火点が0℃以下の特定の物質(エーテル、アセトン)を扱わないで
ください。
• ピペットコントローラで、1モルを超える濃度の酸を分注しないようにしてください。
• ピペットコントローラは50℃以上の温度で使用しないでください。
• ピペットコントローラは、+10℃〜+35℃までの温度範囲でお使いください。
ピペットコントローラは、一般的な実験室での使用にのみ適しています。この機器の使用
は通常この機器で使用される物質の健康上のリスクを知っている担当者に限定して下さい。
4.操作開始
ピペットコントローラーは、ボタン(図1A、B、C、D)のいずれかを押すことによって
起動します。
ディスプレイには、選択された吸引モードを示すモードとバッテリーレベルインジケータ
が表示されます。
ディスプレイ表示の例は(図5)に示しています。
充電池が放電し、インジケーターバー(図5.4)が表示されない場合は、充電が必要です。
充電池が完全に充電されると3本のインジケーターバー(図5.1)が表示されます。
• 5分間使用しないと、ピペットコントローラーは自動的にオフになります。
• ピペットコントローラーは、オリジナルの充電器のみで充電してください。
• コンセントが充電器の仕様に適合した電圧であることをお確かめ下さい。
• 充電は取扱説明書のセクション8に従って行なってください。
5.液体の吸引と排出
ピペットの取り付け
注意:ピペットを取り付ける前に、ピペットが破損していないかどうかを確認する。ピペ
ットグリッピング部位にへこみや、鋭いエッジがないこと。
ピペットグリッピング部位が乾燥しているかどうかを確認してください。ピペットはでき
るだけ上端に近い部分を持ち、慎重に挿入する必要があります。
ピペットホルダーの抵抗を感じるところまで、挿入してください(図3A)。
警告!
破損によるけがのリスクがありますので、細いピペットに無理な力を加えないで下さい。
正しくホルダーに取り付けられて密封されたピペットは、横方向に傾けないで下さい。
ピペットを取り付けた後、垂直位置でピペットコントローラーを長い期間保持すること、
例えば、ピペット取り付けたまま一晩以上、または週末放置することはお勧めしません。
注意:ピペット内の液体が残っている場合、ピペットコントローラーを置かないでくださ
い。
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