低遅延 (Low Latency)
送信先ユニットは、 低遅延 ( Low Latency ) あるいはクリーンスイッチ ( Clean switch ) モードに
設定できます。 「低遅延」 は、 ソースから送信先への信号の遅延を、 数ラインまでの最小限にし
ます。 しかしソース間での切り替えではソースが再同期されるため、 わずかな遮断が発生するこ
とがあります。 ソースを変更する際の遮断やグリッチを回避するには 「低遅延」 をオフにしてく
ださい。 これでユニットがクリーンスイッチモードになります。 同設定は、 同一のビデオフォーマッ
トのソース変更時の遮断を阻止しますが、 1 、 2 フレームの遅延が発生します。
ネットワーク (Network)
独自の IP アドレスを持つ各ユニットをネットワークに自動的に認識させたい場合は、 DHCP を選
択します。 独自のネットワーク設定を入力したい場合は 「 Static 」 を選択します。
情報 (Information)
同設定はインジケーターで、 ソースポートや IP アドレスなど、 ソースイーサネット接続の情報
を提供します。
PTP
PTP (精度タイムプロトコル) 設定は、 ユニットがマスターユニットかスレーブユニットかを示します。
マスターは、 ネットワーク上の PTP グランドマスター・デバイスにより提供されます。 ネット
ワークに PTP グランドマスターが含まれない場合、 1 台の Teranex Mini IP Video 12G が自動的に
マスターユニットに設定され、 その他のすべての接続ユニットがマスターユニットにロックされます。
ソースリスト (Source List)
使用可能なすべての Teranex Mini IP Video 12G ソースユニットが、 Teranex Setup ソフトウェア
で入力した名前でリスト表示されます。 送信先ユニットで 「 SET 」 ボタンを押してリストを開き、
回転ノブで使用したいソースを選択して 「 SET 」 ボタンを再度押して確定します。
メモ ネットワークに接続されているソースユニットが 1 台だけでも、 送信先ユニットの
ソースリストから選択します。
スイッチを使用して設定を変更
Teranex Mini のオリジナルパネルには、 設定変更用の小さなスイッチ群を覆っ ているゴム製のダストカバー
があります。 ペン先などを使用して 「 ON/OFF 」 スイッチを切り替えることで内部設定を変更できます。
1
2 3 4 5 6 7 8
ON
スイッチ 1 をペンで切り替えて設定を変更。
IP Video 12G の底面にスイッチ設定の略図がプリントされています。 スイッチ設定が略図に対応している
か確認してください。 (左からスイッチ 1 - 8 )
IP Video 12G
ETHERNET PoE+
HDMI OUT
ETHERNET PoE+
SDI IN
1G
10G
ETHERNET
SDI IN
SDI OUT
L - ANALOG
SDI LOOP OUT
AES/EBU
SDI OUT
設定
60
60
R - ANALOG
AES/EBU - T/C