硬化後、表面にグリースが塗られていなければ、ベータシルは架橋結合します。 古いベータシル
の上に新しいものを塗布する場合は、1cmの厚さで塗ってください。 1回目と2回目の塗布時間
の間隔が短いほどお互いの結合が強くなります。
硬化後ベータシルは温度、気圧、湿度など外部の影響により変質することはありません。 混合し
ていないベータシルは保管し、後で使用することが可能です。カートリッジを保護キャップで密
閉してください。
保管方法
カートリッジが保護キャップでしっかり密閉されている場合、消費期限までは室温で保存するこ
とできます。 25度以上で保管された場合、材料が硬くなり、適切に混合できない可能性がありま
す。 冷蔵庫での保管するのが最適です。その場合は未加工のラミネーション樹脂とは分けて保管
してください。
5.2 ライナーの取付
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必要な工具と材料
(634A58
)
749Z12=160X16 研磨ブラシ、749F7 フォームポリッシングローラー
1) 装着者の断端直径を計測してライナーサイズを決定します。
2) ライナーの適合具合を確認し、必要であれば端を整えます(図9)。
3) 備考: 石鹸は絶対に使用しないでください。 石鹸成分が分離剤となって架橋結合が妨げられ
てしまいます。 アセトンや薄い濃度または微量の溶媒は、皮膚に刺激を与え、シリコーン構
造を壊します。
ベータシルを塗布予定のライナーは脱脂性のクリーナーで全体的によく拭き、
4) 5分以上ライナーを乾燥させてください。
5) カートリッジをスタティクミキサで混合し、ディスペンサーで必要分取り出します
(84 ページ参照)。
6) 布などの上にベータシルを一滴落とします。 ベータシルが充分に混合されていることを確認
してください。 また、硬化状態も確かめてください。
7) 創傷部分など該当する場所にベータシルを塗布します(図10)。
8) 指で余分なベータシルを拭き取ってください(図11)。
9) ライナーを装着します。
10) 必要であれば更にベータシルを塗布してください。(図12)。
11) 15~20分経過したら、ライナーを取り外して裏返しにします。
12) 注記! 研磨する際はライナーのシリコーン部分に傷を付けないように注意してください。
ベータシルは、ハサミで切り取るかサンディングスリーブで研磨します (画像参照 13)。
その後、研磨ブラシでベータシルの鋳型を磨いてください (画像参照 14)。
最後に、ポリッシングローラーで磨きます (画像参照 15)。
5.3 ディスペンサーの準備
カートリッジにスタティクミキサを装填して二成分のシリコーンをよく混合させます。
リッジをディスペンサーに挿入して、シリコーンを押し出します。
スタティクミキサ内で二成分のシリコーンが混合されると直ちに硬化が始まります。
リッジの交換などで作業を中断する場合は、シリコーンか硬化する前にできるだけ早く交換し、
作業を再開してください。
リッジ内の混合されていないシリコーンは再度使用することかできます。 作業が終わったらスタ
ティクミキサは廃棄してください。
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必要な工具と材料
ディスペンサー、スタティクミキサ、カートリッジ
1) カートリッジの保護キャップを反時計回りに90度回してロックを解除し、引き外します(図
5、6)。
2) スタティクミキサをカートリッジに装着し、時計回りに90度回してロックしてください(図
7)。
3) ディスペンサープランジャーを引き抜き、
4) カートリッジをディスペンサーの底部にある凹みまで差し込みます(図8)。
84 | Ottobock
イソプロピルアルコール、749Y16
残ったカートリッジは保護キャップで蓋をしてください。
サンディングスリーブ40グリッド、
カート
カート
カート