5 使用の準備
備考
オッ トーボッ クのアライメ ン ト推奨では、 差高が0 mmのAqua Foot 1WR95 を組合わせた防水機能つ
き義足のベンチアライメ ン ト調整には、 通常、 角度付チューブアダプターを使用します。 上部に角度が
ついているチューブアダプター 2WR95=1を使用してくださ い。 大腿義足には、 必要に応じてス ト レー ト
型のチューブアダプター 2WR95を使用することができます。
5.1 ベンチアライメ ン トにおける推奨
備考
以下の指示は、 チューブアダプター 2WR95 、 2WR95=1およびチューブクランプアダプター 4WR95=3
に適用されます。
5.2 チューブアダプターを短く する
注意
変形によりマテ リ アルが損傷する危険
作業中には、 チューブを万力で固定しないでくださ い。
備考
切断面が平面で、 チューブの縦軸と垂直になるよう にカ ッ トしてくださ い(図2参照)。
チューブアダプターは装着者の測定寸法に応じて最適な長さにカ ッ トしてください。 チューブアダプタ
ーが変形しないよう特に注意をしてください。 チューブアダプターが変形すると、 クランプアダプターに
適合しなくなり ます。
チューブカ ッター 719R2 または同等な道具を使用することを推奨します。
1) チューブカ ッターを使用し、 装着者の測定寸法に合うようチューブアダプターをカ ッ トしてくださ い。
2) リ ーマー 718R1(図3参照)、 または同等なツールを使用し、 チューブの内側および外側切り口のバリ
取りをしてくださ い。
3) チューブクランプアダプターの平頭ネジを約2回転させて緩めてくださ い。
4) チューブをわずかに回転させながらチューブクランプアダプターに5mmほど挿入します。
5) 挿入したチューブとともにチューブクランプアダプターを作業台に置き、 チューブがクランプ内の底縁
と接するまで完全にチューブアダプターをチューブクランプアダプターに挿入します。
5.3 調整
注記
腐食の危険
オプシ ョ ンで、 ステンレススチール製の止めネジを506G5*チタン製止めネジと交換し、 耐食性を高
めることができます。
4本のアライメ ン ト調整ネジ 506G3 を使用すると、 試歩行時、 または義足の完成後にも、 スタティ ック ・
アライメ ン トを調整することができます。 部品の交換や分解をする際は、 隣接したアライメ ン ト調整ネジ
のうち、 よ り深くねじ締めされている2つを緩めることによ り、 もとのアライメ ン トに戻すことができます。
トルク レンチ710D4を使用して、 留めネジを締めてください。
• 試着のためには、 アダプターの留めネジを時計回り に10Nmで締めてくださ い。
5.4 最終組立て
注意
義足構造の変更による転倒の危険
接続部分に油分などの汚れがあると、 義足の使用中にアダプターが回旋してしまいます。
92 | Ottobock