• 靴を装着したときに、パイロン又は脛骨部分が床面に対して垂直になるよ
うにします。
• 差高調整が完了したら、ロック/リリース ボタンの外側を押して足関節
をロックします。
• 体 重 を か け る 前 に、 ロ ッ ク / リ リ ー ス ボ タ
ンがロックされていることを確認します。
注 : 最初に使用する場合、又は長期間使用しなかった場合、ロック/リリー
ス ボタンが硬くなっていることがあります。何度かボタンを押して出し
入れし、使いやすくしましょう。同様に足関節も硬くなっていることがあ
りますので、何度か上下に動かしてスムーズにしてください。
* 注 : ロック解除の位置で体重をかけてデバイスを使用することはできません。
注:思わぬロック解除につながる場合がありますので、ロック/リリース ボ
タンの延長加工は推奨しません。
ユーザーは「フットカバーとスペクトラソックス」の項に進んでください。
以下の指示は医療従事者のみを対象としています。ユーザーがこれらの調節
を行うことは推奨されませんのでご注意ください。
ベンチアライメント(図 3 )
• 足部を選択したフットカバーと靴に挿入します。
• 適切なソケット角度 ( 屈曲 / 伸展、外転 / 内転 ) を付けます。
• フットカバーを 3 等分します。
• 荷重線が後方 1 / 3 と中間 1 / 3 の間を通るようにします(図 3 参照 ) 。
• フットカバーの内側に 1 / 3 の印が付いています。
ダイナミックアライメント
踵部分は踵接地時にエネルギーを蓄積し、立脚中期でゆっくりとエネルギー
を放出します。この動きによって生み出される前方への推進力により、つま
先に荷重がかかって立脚終期での最適なエネルギー放出が行われます。
踵からつま先までの動きは以下の要素によって影響されることがあります :
• 足部の前後位置。
• 背屈/底屈。
踵の硬さ
踵が柔らかすぎる
症状
• フットフラットのタイミングが早すぎる ( 装着者は穴に沈み込むように感
じる )。
• つま先を乗り越えるのに余分な力を要する。
• つま先が硬く感じる。
• 膝関節が過伸展を起こすことがある。
処置
• ソケットを前方 ( または足部を後方 ) へ移動させる。
踵が硬すぎる
症状
• 踵からつま先への動作が早すぎる。
• 踵接地時、装着者が義足のコントロールが難しいと感じる。
• 装着者が最小限のエネルギー放出しか感じない。
• 膝が不安定になることがある。
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